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2006年8月 5日 (土)

社会保険庁は変わらないのか!?

またまた社会保険庁の不正が発覚した!
今度は社保庁の職員が、国民年金の長期未納者を『資格喪失』や『不在者登録』扱いで勝手に処理してしまったのだ。

不正”という言葉よりも“違法”と言ったほうが適切だろう。
この手続きはすでに発覚している『不正免除』とは違って、個人から年金権を奪う行為で悪質極まりない。
05年度だけで11万件もの処理が行なわれ、すでに1900人近い職員が処分された。

処理対象にされた国民年金の長期未納者とは、『60歳まで保険料を納付しても年金受給権を得られない人』なのだそうだ。
本当にこれらの人は年金受給権を得られないのだろうか?
答えは・・・得られる可能性が十分にある!と言えそうだ。
60歳までに保険料を納付した期間と保険料を免除された期間が25年に満たなくても、任意加入という制度を使うことで最長で70歳まで保険料を納めることができ、年金受給権を得られる道が残されているのだ!
それに年金は老齢だけではなく、障害年金だってある。
もし障害を負ってしまった場合に障害年金を受給するためには、初診日の前々月の時点で1年間滞納状態がなければ、障害年金の受給資格が特例として認められている。

社保庁は納付率アップのために33万件もの不正処理を行い、そのうち11万件は個人の了承なく年金受給権を奪ってしまったのだ!
“重圧を感じていた???” 『ふざけるな!』って言おう。
易きに流れただけなのだ!
オイラには、公僕たちが民間出身の長官に責任を押し付けているとしか思えない。

秋の特別国会では、まず社会保険庁の解体を議論すべきだ!
消費税の増税論議よりもやるべきことがあるだろう。
社会保険庁という組織が年金不信の象徴になっているのだ!

年金相談業務は市場化テストで成果がでている。
“危険で不潔な”窓口業務は専門知識を持った民間人が高度なサービスを提供できる。
業務をもっと振り分けることで、社会保険庁という組織そのものが不要になるのかもしれない。

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