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2006年8月 4日 (金)

敵対的TOB VS 買収防衛策

製紙業界最大手の王子製紙北越製紙に対する敵対的TOBを開始した。

TOB期間は来月4日まで、TOB価額は800円

北越製紙は買収防衛策として三菱商事に新株予約権を発行する。
それに対して、王子製紙は差し止め訴訟を起こす見込み。 法廷闘争へと発展する。

オイラの印象としては、北越製紙は後手にまわってしまったかな。
事前警告型防衛策を導入したのが王子の脅威にさらされてからだし、おそらく、経営者の保身であると判断される可能性が大きいのではないか。
既存の株主利益を毀損しているとも思えない。
司法の判断にも左右されるが、北越製紙は株主判断にまかせるしかない!
王子製紙にとっても過半数を取得するというハードルは高そうだ。

気になるのは、北越製紙株の市場価格がTOB価額を上回っていること。
くれぐれも過度のTOB合戦は避けるべきだ!
なぜなら、TOB合戦は王子のためにも三菱商事のためにもならず、株主判断を狂わせる原因ともなるからだ。

注目は、日本で初となる国内大企業同士による敵対的M&Aが成立するのかどうかだ!
さかのぼってみると、ドン・キによるオリジン東秀の買収はホワイトナイトの出現により失敗。
村上ファンドによる阪神電鉄の買収は法違反により失敗。
楽天によるTBSの買収は事実上失敗、持株会社方式を模索中。
ライブドアによるニッポン放送の買収はホワイトナイトの出現により失敗。
その他の事例でも、敵対的TOBでは失敗に終わっている。

ただし、これは今までの事例であって、来年の外資による三角合併の解禁で、敵対的M&Aはますます増えることが予想され、本気で敵対的買収を考える買収者が現れたときに事前警告型で買収防衛ができるのか?
今回の事例は先例として注目されている。

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