今こそ安藤忠雄さんの言葉を聞け!である。
朝8時半に起きてみた。
テレビをつけてみると、どのチャンネルも『郵政造反議員の復党問題』について、ああだこうだとやっている・・・アホらしい。
復党うんぬんは全く国民の利益にはならないのだ。
小泉チルドレンたちは“使い捨て”といって反対し、
中川政調会長は『自民党には情がある』と言って復党を匂わせた。
もう、どっちもどっちで話にならない・・・。
中川氏が“情”を口にしたその横には佐藤ゆかり議員がいるではないか!?
なにが情だよ・・・、デリカシーのない人に情を語る資格はないのだ!
テレビを諦めて、新聞をめくった。
読売新聞に『三角合併』の社説があった。
興味を引いたので読んではみたが、最初の段落を読んだだけで内容がないのが解かってしまう。
『警戒感が強すぎるのではないか』(社説の文頭)
はっきり言って、警戒を強めるのはあたり前なのである。
経団連にとって『三角合併』は脅威なのである。
脅威なのに有効な対抗策がみつからないから無茶な提案をしているのだ!
新聞も諦めるしかないのか・・・。
そういえば、16日の朝日新聞に安藤忠雄さんの記事が載っていた。
タイトルは『闘う建築家・安藤忠雄さん、大学生に語る』だ。
オイラはこの新聞1ページ分の記事が大好きで何度も繰り返し読んでいる。
“個性と社会”についてや、“震災と復興”“子どもと遊び”“都市計画”などについて安藤さんが学生にむけて語っている記事だ。
安藤さんは阪神大震災で崩壊した町を見て絶望したという。
その絶望から安藤さんを救ったのは“子どもたちの元気さ”だった。
『逆境でも自分の意思で考え、行動する子どもの目が輝いていた』と語っている。
それが本来の子どもの姿なのだろう。
そんな子どもが、本来の“遊び”を出来ないでいると指摘している。
安藤さんの感覚では、“遊び”ではなくて“遊ばされている”ようだ。
確かにそうかもしれない。
オイラはファミコン世代。 “遊び”の時間をファミコンに奪われていた。 それでもオイラの世代はギリギリ外で遊ぶ場所があった。 ゲームにもそれほど汚染されずに済んだ。 子どもの占有地もあった。 仲間と遊びのルールを作っていた。
安藤さんは“遊び”を『心の成長に必要な経験を積める』手段と考えている。
ということは、“遊び”を知らない子ども達は“心”に不安定さがあるだ!
自分達のルールを学べないでいるのだ!
人と人との繋がり合いについても、
震災などの自然の脅威に対抗するには『個人個人がどうやってお互いを助け合い、生き延びていくかを考えることが必要』 つまりは、人と人の繋がりは建物の耐震強度にも優るのだ。
安藤さんの仕事の中心は東京と世界だ。
それでも仕事の本拠地が大阪のままなのは、“大阪への愛着”だという。
今の自分は『大阪の風土と人々のおかげ』と心に思っているのだ!
これこそ21世紀型『愛国心』ではないか!
その他にも、東京オリンピックや東京の都市計画の理想についても語っている。
オイラは安藤忠雄さんの言葉が大好きだ!
こんな時代だからこそ、今こそ、安藤忠雄さんの声を聞け!なのだ。
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