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2006年11月26日 (日)

今こそ安藤忠雄さんの言葉を聞け!である。

朝8時半に起きてみた。
テレビをつけてみると、どのチャンネルも『郵政造反議員の復党問題』について、ああだこうだとやっている・・・アホらしい。
復党うんぬんは全く国民の利益にはならないのだ。

小泉チルドレンたちは“使い捨て”といって反対し、
中川政調会長は『自民党にはがある』と言って復党を匂わせた。
もう、どっちもどっちで話にならない・・・。
中川氏が“情”を口にしたその横には佐藤ゆかり議員がいるではないか!?
なにが情だよ・・・、デリカシーのない人に情を語る資格はないのだ!

テレビを諦めて、新聞をめくった。
読売新聞に『三角合併』の社説があった。
興味を引いたので読んではみたが、最初の段落を読んだだけで内容がないのが解かってしまう。
『警戒感が強すぎるのではないか』(社説の文頭)
はっきり言って、警戒を強めるのはあたり前なのである。
経団連にとって『三角合併』は脅威なのである。
脅威なのに有効な対抗策がみつからないから無茶な提案をしているのだ!

新聞も諦めるしかないのか・・・。

そういえば、16日の朝日新聞に安藤忠雄さんの記事が載っていた。
タイトルは『闘う建築家・安藤忠雄さん、大学生に語る』だ。
オイラはこの新聞1ページ分の記事が大好きで何度も繰り返し読んでいる。

“個性と社会”についてや、“震災と復興”“子どもと遊び”“都市計画”などについて安藤さんが学生にむけて語っている記事だ。

安藤さんは阪神大震災で崩壊した町を見て絶望したという。
その絶望から安藤さんを救ったのは“子どもたちの元気さ”だった。
逆境でも自分の意思で考え、行動する子どもの目が輝いていた』と語っている。
それが本来の子どもの姿なのだろう。
そんな子どもが、本来の“遊び”を出来ないでいると指摘している。
安藤さんの感覚では、“遊び”ではなくて“遊ばされている”ようだ。

確かにそうかもしれない。
オイラはファミコン世代。 “遊び”の時間をファミコンに奪われていた。 それでもオイラの世代はギリギリ外で遊ぶ場所があった。 ゲームにもそれほど汚染されずに済んだ。 子どもの占有地もあった。 仲間と遊びのルールを作っていた。
安藤さんは“遊び”を『心の成長に必要な経験を積める』手段と考えている。
ということは、“遊び”を知らない子ども達は“心”に不安定さがあるだ!
自分達のルールを学べないでいるのだ!

人と人との繋がり合いについても、
震災などの自然の脅威に対抗するには『個人個人がどうやってお互いを助け合い、生き延びていくかを考えることが必要』 つまりは、人と人の繋がりは建物の耐震強度にも優るのだ。

安藤さんの仕事の中心は東京と世界だ。
それでも仕事の本拠地が大阪のままなのは、“大阪への愛着”だという。
今の自分は『大阪の風土と人々のおかげ』と心に思っているのだ!
これこそ21世紀型『愛国心』ではないか!

その他にも、東京オリンピックや東京の都市計画の理想についても語っている。

オイラは安藤忠雄さんの言葉が大好きだ!
こんな時代だからこそ、今こそ、安藤忠雄さんの声を聞け!なのだ。

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2006年11月19日 (日)

教育基本法の『愛国心』について

教育基本法改正案が衆議院を通過した。
教育の憲法が野党不在のまま強行採決された。

改正基本法の注目の論点は、『愛国心』条項についてだ。
その“愛国心”とは何か?

政府案の定義では『伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う』と規定している。

定義された“愛国心”を学校教育で教え、安倍首相によれば、愛国心を学習する態度を評価することになるようだ。

”と言いながら態度を評価する、とは何かオイラは矛盾を感じる。
小泉前首相は『心の問題は他人がどうこう言える問題ではない』と言って靖国へ行った。
オイラも“心”はそういうモノだと思う。

ちなみに民主党案は『養う』ではなくて『涵養する』だ。
“かん養する”とは『自然に地面に水がじんわりと染みにじむ』とネクスト・キャビネットの文科相が説明していたが・・・
こんなのは言葉の遊びじゃないか!
民主党はいったい何をやっているのか・・・


教育基本法の改正は安倍首相にとって最重要法案に位置付けられた。
60年経った基本法を現代にあった教育憲法にする。
それは分かるが、『愛国心』という言葉が現代に即した言葉とは到底思えない。
もっと別な言葉はなかったのか。

“愛”と“国”と“心”の3つの漢字がくっつくと、どうしても戦時中の言葉に思えてならない。
オイラがイメージする愛国心という言葉とは、
国のために自分の命を捧げられる。あるいは、国のために自分の財産を投げ売れる。
これはパトリオティズムのことだ。
パトリオティズムを養うためには敵国が想定され、常に緊張感が漂っている状態で、まさに平和とは対峙する関係の言葉だ。
だからオイラは『愛国心』という言葉を見たり聞いたりすると拒否反応が起こる。
定義を決められたって、イメージが優先されてしまう。

“愛”とは自己犠牲を意味する。見返りを求めない。
だから『我が国と郷土を愛する』の愛は“愛着”であって、“愛する”ではない。
100歩譲って“愛国心”とその言葉の定義を認めるにしても、『態度を養う』だけは認められない。
『態度』ではなく、“心の片隅に秘める”なのだ。 秘めるのだから評価はできない。
『養う』のは態度ではなく、“まごころ”なのだ。

つまり21世紀型『愛国心』とは、秘められた真心のことなのだ。
オイラはそう思いたい。

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2006年11月17日 (金)

ミュージックプレイヤーに入れた曲は?

数ヶ月前のこと、オイラは友人にこう質問した。
『今年に買った物の中で、一番買って良かったと思う物は何?』

友人はこう答えた。
『iPod shuffle だね!』

以外だった・・・。
iPodってそんなにいい物か!?

オイラは悩んだ。 そんなに良い物を買おうかどうかを・・・。、
でも必要とあれば、携帯電話にもミュージックプレイヤー機能はついているし、オイラの携帯にも何曲かはダウンロードしている。
ポッドキャスティングにしても、高橋名人の『16SHOT RADIO』を携帯に転送して聞いている。

別に必要ないか・・・。
それに、友人に真似をしたと思われたくもない。

その結果、悩んだあげく・・・
なぜか最近になって!?ソニーのウォークマンを買いました。
オイラにとっては画期的な出来事でした。 まさに新時代の到来です。
いまだに車ではCDプレイヤーで音楽を聴いてましたから!
“音とび”しないように丁寧に運転してましたから!
専用スピーカーで“音とび”の苦痛から開放されましたよぉ
携帯電話同様、まったく手放せない必需品となってます。

友人よ、ナイスな助言をありがとう!

それでオイラのウォークマンにどんな曲が入っているかというと、

佐野元春のアルバム『SOMEDAY』 その中の『ロックンロール・ナイト』は最高にカッコ良い。 それとアルバム『THE BARN』 シングルの『フリーダム』

浜田省吾のアルバム『J.BOY』 その中の『路地裏の少年』は青春時代によく聞いた曲だ。
それと、アルバム『その永遠の一秒に』の中の『星の指輪』と『初秋』はいつ聞いても心にしみる。

尾崎豊はほぼすべての曲が入っている。 ライブ収録の『約束の日 THE DAY』はバツグンに良い。 『街路樹』『太陽の破片』は何千回聞いても全く飽きない。

今では全く聞かなくなったが、
大江千里のアルバム『APOLLO』と
『red monkey yellow fish』 思い出の曲なので入れてみた。 やはり良い。

ドライブするときのBGMとして聞くために、
アース・ウインド&ファイアーのベスト版『ベスト・オブ・アース2』 これは欠かせない。 モーリス・ホワイトの『I NEED YOU』 これも名曲だ。
オアシスの『ロックンロール・スター』『スーパーソニック』などもダウンロードして入れた。

まさにきりが無い。
あと、ジャズも入れようと思っている。

オイラが文頭の質問をされたら、こう答える。
『ウォークマンだね!』と。

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2006年11月14日 (火)

『いじめ』と『親の責任』について②

前回にも『いじめ自殺』の記事を書いた。
そのときにオイラは、“子供を絶望から救うのは親の仕事だ”と書いた。
学校に責任がないと言わないが、学校ではいじめ問題は解決できないのだ!
唯一学校にできる事は過剰ないじめを監視すること。 それだけなのだ!

誰だって、いじめる側いじめられる側の経験はあるだろう。
つまりは誰でも被害者にも加害者にもなるのだ。 両方を同時に経験する人もいる。
そしてそのほとんどが隠される。
何も問題はないのだ!

問題なのは、過剰ないじめを学校や担任の先生が発見できずにいることだ!
発見できても解決する術を知らない。
それなら親の責任で子供をいじめから逃がしてあげる。 それが親の仕事だろう。
それなのに学校に行かせることが子供のためになると親は信じて疑わない。
それが間違っているのだよ。
逃げ道が学校にも家庭にもないから自ら命を捨ててしまうのだ。

いじめ自殺を学校の責任にしてしまう親には、オイラは“ちょっと違うだろう”と思ってしまう。 校長や教委がテレビカメラの前で雁首揃って下げてる姿を見ていると“そんなもんに価値はないだろう”と思ってしまう。
人の命の価値と同等なモノなどない。 まして学校に行くことに今やそれほどの価値などないのだ!
それなら学校を捨てればいいのだ! 一時的な非難でもいい!
それが世の常識から外れることなら、親はその共犯になれ! いつでも親はその仕事の準備をしていなければいけないのだ!

いじめを無くす? そんなナンセンスな議論はやめてくれ!

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2006年11月11日 (土)

ニッポン女子バレーに感動!

セルビア戦は大逆転の勝利でしたね!
オイラはひとりでワンセグ携帯でバレー観戦しながら小さくガッツポーズしてました。
本当に面白い試合でした!
荒木の一枚ブロックに、ワンジョーのバックアタックは携帯のちいさな画面からも勢いを感じましたよぉ!
心ちゃんの安定感はいつもながら“さすが”といった感じ。
今日の試合は世界一ちいさなセッターのブロックポイントが勝利の呼び水となったのかな!?
明日のイタリアは強豪だけど絶対に勝てる。 柳本ジャパンの初メダルのために次につなげてくれ!である。

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2006年11月10日 (金)

アメリカ側から見た硫黄島

硫黄島”二部作の第1弾『父親たちの星条旗』はすごく興味深い映画だった。
従軍カメラマン“ジョー・ローゼンタール”が撮影した摺鉢山に突き刺した星条旗の写真が戦時国債の集金プロパガンダに使われた背景や、この写真で星条旗を担いでいた6人の英雄のひとりの“ドク”がその後を人生をどう生きてきたのかが描かれた映画だ。

オイラが身に染みたのが、『戦争の最前線にいた戦争体験者は何も語らない』ということ。
語りたくないのだ! 自分のために語りたくないのだ! 自分の息子にでさえ語りたくないのだ。
常にフラッシュバックのように戦地での悪夢がよみがえり、寝ても覚めても何年たっても地獄のような戦場を思い出してしまう。 それが戦争体験者の後遺症なのだ!

この映画の原作者“ジェームス・ブラッドリー”の父である“ドク”は戦友“イギー”のことを夢の中でも探してしまうのだ。 ドクは実際にイギーが日本兵に拷問され殺された遺体を発見しているのだが、それでも夢の中では探してしまうのだ。

そんな悲しい姿をクリント・イーストウッドが描いている。

硫黄島・・・東京から南へ約1200キロ、グアムとのほぼ中間の地点にある。
この島を日本軍は米国への攻撃拠点としていた。
米軍は逆にこの島を日本本土の攻撃拠点にしようと占拠に乗り出した。
これが“硫黄島の戦い”だ!

クリント・イーストウッドは、硫黄島の戦いを忠実に再現しているそうだ!
そのためか戦争シーンは息を呑んでしまうほど大迫力で、日本軍の戦術もみごとに描かれ壮絶さ悲惨さが伝わってくる。
それだけでも見る価値あり!
12月には“日本側から見た硫黄島の戦い”を描いた『硫黄島からの手紙』も日本で先行上映されるので是非見たい!
ハリウッドが日本軍の“見えない戦術”で米兵を迎え撃った日本兵の姿や気持ちをどう描くのか楽しみだ。 期待したい。

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2006年11月 7日 (火)

男女7人

3連休があっという間に過ぎてしまいましたね。
オイラは映画鑑賞にDVD鑑賞、読めずにいた本の読書に夜の散歩など、たわいない休日を過ごしていました。

映画はチネチッタ川崎で『父親たちの星条旗』と『ブラックダリア』をみた。 特に“硫黄島”2部作は見たい映画の1つだったので連休中に見ようと決めていた。
これはかなり興味深く面白かったので、後日、ブログに書くとして、

DVDですけど、オイラはひと月に1つほど、昔のテレビドラマをDVD-BOXで買っている。
昔のドラマはなぜか出来が良く、そして面白い!
今回は『男女7人秋物語』を連休中にみるために買っていた。

このドラマは、19年前に放送されたトレンディードラマのはしり。 明石家さんま主演のドラマで、『もう遅いのや』が流行したのを覚えている。
男女7人が放送された19年前はオイラは中学生だったけど、このドラマのことはよく覚えていて、大人の人間模様に憧れたものだ。
ドラマで登場するフェリーには1人で木更津側から乗りにも行った。 そのフェリーも今は東京湾横断道路の開通にともない走っていない。 なんか寂しいなぁ・・・。
清洲橋には車でよく通るけど、そのたびに良介と桃子がいるのではと思いだす。
偶然にも映画をみに行ったチネチッタ川崎が男女7人の舞台にもなっていた。 ただ、チネチッタは再開発で様変わりしているのでドラマの景色はもうない。

そうだ! 今度時間があるときにロケ地めぐりをしよう!!

そして読書ですけど、連休中に読破できなかったけれど読書にもいそしんだ。
ネット・トレーダーたちの頭脳戦が繰りひろげられる『ユグドラジルの覇者』。
約2ヶ月ぶりにこの小説を開いた。
すでに100ページほど読んではいたが、最初から読み直すことにした。
なぜなら、登場人物の1人1人の背景や立場をきちんと理解してないと勘違いしてしまうほど複雑なのだ!
こういった本を最大に楽しむためには、読み進めるのではなく、読み戻るのだ。
主観を捨て客観に徹するのだ!

そんなこんなでユグドラジルの覇者を読破できなかったので、後日、読書感想を書くことにします。

そんなたわいない連休を過ごしてたオイラでした。

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2006年11月 3日 (金)

『24』シーズン5

24シーズン5が最終話までレンタルされましたね!
オイラは昨日の真夜中に6話分連続で見ました。

あの憎たらしいローガン大統領が主役級の大活躍?だった今シーズンだったけど、ローガンを操っていた男たちは何者なんでしょうかね。
全く身分がわからずに終わってしまったけど、オイラが思うに、アイツ等がパーマー元大統領を殺せたということは、ゼッタイに噂の組織のあれですよぉ!

マジェスティック12”じゃないですかぁ?

ついに24の世界でも登場?
ケネディー大統領暗殺事件の真相を揉み消したという影の組織なら、パーマーの殺害を実行させて実行犯のヘンダーソンも殺害しようとしてもおかしくない。 ジャックがハイジャックした民間機を戦闘機で打ち落せと大統領に命令できるのはマジェスティック12だけですよぉ!
まぁ、ローガンが何を企んでいたのかがわからないけど・・・。

あと、中国政府の人間が最高にコワイ。
前シーズンにも登場したけど、手口が陰湿だもん!
密かに中国まで拉致して強制収容所に連れていく・・・
そういえばクロエもどっかに連れて行かれたけど、元旦那が中国政府とつるんでいる可能性もあるのかな!?
ジャックの今後が心配ですな。
シーズン6が待ち遠しいです!

ついこの間、キーファー・サザーランドがシーズン6から8と映画化の契約で50数億円の契約金が入るというニュースがあったけど、ということは、しばらくは“ジャック・バウアーは死なない”ということが表に出てしまったわけで、作り手側の24の精神に反して残念でもある!
でもジャックには生き続けてほしいので安心している今日この頃でした。

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