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2007年1月18日 (木)

華麗なる藤井一族に…

97年の歴史ある不二家に不祥事が起こってしまった。
手土産には不二家のブランド力が必要だっただけに残念に思う…。

オイラが思うに、
どの企業でも、資本主義・グローバルスタンダードを中途半端に受け入れてしまうと不二家のような不祥事を起こす危険がある。

というのは、今までの日本型の経営は資本主義に半分だけ足を突っ込んだ状態で、例えば、『会社は誰のもの?』という問いに、『株主のものでもあり…、従業員のものでもあり…、経営者のものでもあり…』と言葉を濁しながら全方位的に少しづつ目を配っていた。

それが資本主義・グローバルスタンダードという流行に飲み込まれた瞬間に『会社は株主のもの!』となってしまう。
そのことは日本の特徴を放棄したことにもなる。

今回のことだって、不二家が企業利益を最優先にした時価総額経営で商品を作っていたことが原因だ。
“企業利益を最優先にする”ということは、安定して商品を作り続けることに最重点が置かれる、ということ。絶対に機械を止めることは許されないのだ。

本来なら、不二家はお客様のために商品を作らなければいけないのに、そのことが解っていても、資本主義・グローバルスタンダードの世界ではそれが出来なくなってしまうのだ!
時価総額一辺倒の経営がお客さま第一主義を見失わせてしまうのだ!

そういった危うい制度の欠陥を取り払うために、『内部統制』の整備が重要になってくるはずなのに、内部統制の不備どころか整備されていたとは到底思えないし、食品管理に関して社内基準があったのに、それさえ無視して商品を作り続けてしまったのだ。

ISO基準だって不二家の品質管理を阻害したものになってしまった。
牛乳の廃棄もISOの維持更新のためには簡単ではないのだ。
そもそもISOには国際標準という言葉ほどの信用があるわけではないが、
不二家はISOマーク取得企業という流行の信用にこだわった。

企業の信用とは何なのか? 企業の価値とは何なのか?
時価総額の大きさ? ISOの表示?
いや違う!
“どれだけ多くの人にその企業が必要とされているかだ!”

『不二家』というブランド力は社会に必要とされていたのに、今回の不祥事でブランドが失われてしまうことは社会的損失なのだ!

オイラが腹立たしいと思うのは、
不祥事をパートタイマーのせいにしたことだ! これは心情的に許せない。

製造現場のヒューマンパワーをパート従業員に頼っているくせに、責任をパートに押しつけるのは許せない行為だろう。

隠蔽も最悪だ。
同族経営が隠蔽体質を生むのではなくて、内部統制の未整備が隠蔽体質を生むのだ!

とは言っても、同族経営のデメリットと言われる部分が出たからには経営陣の一新は避けられないし、製造現場も外部から食品管理の現場監督者を投入しないと、現場のたるみは繰り返される。
『安全宣言』がそのもっともたる例だろう。
3秒ルール!? そんなモノを食べてたなんてトホホだね…。

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ブランドの概要 ブランドは元々、自分の家畜などに焼印を施し、他者の家畜と区別する... [続きを読む]

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