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2007年3月28日 (水)

植木等さんを偲ぶ

昨日、昭和の大スター・植木等さんが亡くなった。
享年80歳だった。

オイラの世代だと、60歳前後ぐらいからの植木等さんしか知らないので、クレイジーキャッツや『シャボン玉ホリデー』は当然知らないわけで、

でもオイラが中学生のときだから今から20年前に『オヨビでない奴!』というTBSのドラマがあって、
植木等・所ジョージ・高橋良明の3人が無責任な“風間3親子”に扮してまわりの人たちを巻き込んでいくハチャメチャな物語で、
オイラは『オヨビでない奴!』をテレビで観ながらクレイジーキャッツのヒット曲を覚えたり、『お呼びでない こりゃまた失礼いたしました!』などのギャグをつかったりしていたもんだ。

今思えば『オヨビでない奴!』にはそうそうたるメンバーが出演していて、植木等さんの付き人だった小松政夫さんも出演していて小松さんのギャグも覚えたし、田中美佐子さんも出てたし、高橋良明はだいぶ前に死んでしまったんだっけ…。

DVD化されているなら是非買いたい一品だ!

『無責任』という言葉で思うんだけど、

今、『鈍感力』という本が売れていてオイラは読んでないんだけど、
オイラが思うに、この本でいう鈍感とは、“にぶい”という意味ではなくて、“敏感さを緩衝する力”といった意味で鈍感力という言葉を使っているとカッテに解釈しているけど、原形は植木等さんが演じた昭和の古き良き1960年代に流行した『無責任』という言葉に繋がっているんじゃないのかなぁ、ってオイラは思う。

植木等さんが演じた『無責任』とは、くよくよするぐらいなら忘れてしまえ!とか、『なんとかなるだろう』という歌詞のように前向きで明るいイメージをもっている。

これが植木等さんの『無責任』であり、良い意味の『鈍感力』。
楽しんだもの勝ちの世界が人生なんだと教えてくれる。

あぁ、ホントさびしいね…。
オイラは長さん以来のショックを受けている。

ご冥福をお祈りします。

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2007年3月27日 (火)

PRIDE重大発表について

PRIDEを運営するDSE榊原代表が米UFCオーナーへの営業譲渡、事実上の身売りを発表した。

DSEが主催するPRIDEは来月の『PRIDE 34』を最後に、今後はUFCオーナーのロレンゾ・フェティータ氏が新会社『PRIDE FC WORLD WIDE』を設立し、PRIDE興行を引き継ぐことになった。

オイラはひとまず安心した!
PRIDEには黒い噂や人気選手の移籍話がいつも付きまとっていて現にミルコが移籍したし、昨年のフジが撤退したときには存亡すら危ぶまれて心配してたんだけど、
資産家のオーナーの手に移ることで、これらの問題を払拭できそうだし、新興の総合格闘技団体とのファイトマネーバトルによって選手の獲得もできるし、離脱も防げる。

そしてなによりもPRIDEブランドが残るのが嬉しい!

今後は、金網の『UFC』とロープリングの『PRIDE』が同時進行し、年に一度のオールスター興行が開催されるそうだ。

選手がシャッフルされれば新鮮なカードが楽しめる!
まぁ、PRIDEが日本人の手から離れてしまったことは残念だけど、総合格闘技の最高の舞台が日本にあることには違いがないのだ。

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2007年3月26日 (月)

春場所千秋楽について

あの優勝決定戦はいかがなものですかね!?
オイラはちょっと、いや、かなり納得いかないなぁ…。

あれが勝負の世界と言われればそうなんだろうけど、
あの勝負に“心”と“心”のぶつかり合いはあったのだろうか?

“心技体”すべてがニアミスしているではないか!

今回の春場所は八百長疑惑の直後とあってか、すごく大相撲が注目されていて、
もちろんオイラも注目していて、当然、注目は疑惑真っただ中にいる朝青龍。
その朝青龍が2連敗からのスタートで“八百長”の文字がちらついたけど、
それでもその後は連勝街道まっしぐら!

14日目には優勝を争う白鵬との直接対決を制し、やっぱり朝青龍のひとり横綱の時代だ!って思えたし、なんだかんだで優勝するのは朝青龍なんだろうと。

それがそれが千秋楽、オイラにとっては大ドンデン返し!の出来事で、

千代大海に“はたきこみ”で勝ったかと思えば、優勝決定戦で“はたきこみ”で負けるという芸術性のなさ…。

白鵬も朝青龍も情けない!
だって、あの優勝決定戦はあの二人だけで作り上げる芸術品であって、誰をも感動させる大一番である必要があった。

まして疑惑をも吹き飛ばす責任が横綱・朝青龍にはあったはず。

あれではオイラは納得できないし感動もしないのだよ。
まして苦笑いなんてありえない!
がっかりした!!

協会もあんな優勝決定戦は没収にしないと大相撲が廃れるぞ。

ホンキで国技を名乗るなら日本中を感動のうねりで支配しろ!なのだ。

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2007年3月25日 (日)

『ハゲタカ』最終話

ついにNHKドラマ『ハゲタカ』が最終回!

銃で撃たれた鷲津政彦は正式にホライズンを解雇されてしまう。

大空電機の買収に成功したホライズンは当初の予定どうりレンズ部門を米国の軍事企業への売却計画を発表する。
と同時に従業員の大半をリストラすることを芝野健夫に命じる。

大空の存亡を危ぶんだ芝野は職を失った鷲津に協力を要請し、鷲津はファンドを立ち上げる。

芝野と鷲津の戦略はレンズ部門のバイアウト!
支配された大空から独立して新会社の設立をめざす。

さあ、バイアウトは成功するのか?
お金で買えないモノを鷲津は手にできるのか?
といった内容。

オイラは毎週、一喜一憂しながらドラマを観てきたわけだけど、
毎週誰かがお金に翻弄され、毎週誰かが自ら命を捨て、登場人物たちはいったい何モノと戦っているのか。

いつもそんなことを考えさせられるドラマだった。

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2007年3月24日 (土)

代理出産最高裁判決について

格闘家・高田延彦氏と向井亜紀さん夫婦がネバダ州で米国人女性に代理出産を依頼し、双子が生まれたことによる出生届の不受理扱いを不当として争った最高裁判決が昨日あった。

『実親子関係を認めず』
最高裁は東京高裁の判決を覆した。

オイラは司法の寛容さを期待していただけに残念でならない。

だって、この裁判は夫婦と親子の願いを聞き入れてほしい、なんとか救ってほしい、という想いで申し立てた裁判で、立法の不作為なんて高田夫婦はまったく問題にしていないのだ。

立法の不作為や特別養子縁なんてどうでもいいのに、司法は変化を嫌い不作為で逃げた。

オイラは思う。誰のための司法制度なのか?
誰のための戸籍制度なのか?

この答えを無視した最高裁の判決ではないだろうか。
オイラは東京高裁の判決が出たときにもブログで代理出産のことをこのように書いた。

代理出産は法律で禁止するべきだけど、完全に禁止してしまうと子供がいない夫婦を救うことができなくなってしまうので、法律で条件をルール化して国が介入するべきだ。

このルール化は戸籍制度をもつ国の責任なのだ!

今でも日本の法律に代理出産に関するルールがない。
国会で審議すらされておらず、日産婦の指針で禁止しているのみに留まっている。

でも、この裁判ではそんなことはどうでもいいことで、
高田夫婦は法律上でも実の親子にしてほしい、出生届を受理してほしい、と裁判所に救いを求めているのだ。
このままでは、子供に法律上の親が存在しないことになってしまう。
米国裁判では高田夫婦の実子を認めた確定判決が出されている。
それすら最高裁は『公の秩序に反する』と言った。

オイラは思う。
寛容さを失った司法に未来はない!

朝日の社説で『今の段階では現実的な考え方だと思う。』と判決を評しているが、こんな社説を書いてて恥ずかしくないのか?
判決は非現実的なもので、司法の役割を放棄したのだよ。

だって最優先に考えるのは現に存在する子供の福祉だったはずだろう。

関連記事
http://fight-club.cocolog-nifty.com/noglog/2006/10/post_3109.html

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2007年3月23日 (金)

プチ・バブル再燃?

国交省は07年公示地価を公表した。

公示地価とは、国交省土地鑑定委員会が土地の正常な価格を調査・判定して、土地取引のための指標となる地価の価格。 相続税などを算出する路線価を決定するための目安になる。

3大都市圏では商業地・住宅地ともに地価が上昇し、土地取引の過熱感がでているようだ。

公示地価の最高地点は銀座山野楽器本店で、坪1億円を超えた。
バブルピーク時の最高価格が坪1億2700万円だったので、それに追いつく勢いだ。

朝日新聞によると、海外からの不動産投資マネーが地価上昇を牽引しているという記事がある。

日本の不動産は割安でうまみがあると海外ファンドは睨んでいるようだ。

不二家の銀座本社ビルはシティーグループ系投資ファンドが135億円で落札し、運用を始める。

オイラのまわりでも、駅周辺や工場跡地に複合ビルや高層マンションの建設ラッシュが激しい。

特にJR京葉線沿線では、海浜幕張駅や新浦安駅周辺は数年前から高層マンションが立ち並び、同時に地価も急上昇。
今でも上昇率が10%を記録している。

南船橋駅近くの工場密集地だった場所には巨大マンション群が建設中。

千葉みなと駅の近くにも高層マンションが建設中で、なんと高さが150メートルの高層マンションになるらしいのだ。
この辺りは工場跡地や企業所有の土地が売買されて、複合ビルや高層マンションになっている。

そのほかにも、つくばエクスプレス沿線の柏市や流山市も地価が徐々に上昇している。

この辺りの土地は、もともとなにもない所に駅ができて発展している。

すでに、流山おおたかの森駅や柏の葉駅には巨大ショッピングセンターが完成してオープンした。

間違いなく土地取引は過熱している。
聞くところによると、業者は地価上昇を睨んでマンション価格が引きあがるまで売り控えているようだ。

国交省は『バブルではない』と言いつつ『一等地では、収益性では説明がつかない不合理な高値取引が目立つ』と言っている。

これこそ“土地神話”ではないのか?
それも青い目の人たちの神話がはじまろうとしているのだ。

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2007年3月22日 (木)

たーかーのーつーめー!

昨日は春分の日だったらしい。桜の開花宣言も出された。
これで間違いなく不毛で異常な冬が終わったのだ。

そんな春の幕開けの朝、オイラは外出して流山へ行くことにしていた。

目的地は『おおたかの森S.C』という今月の12日にオープンしたばかりのショッピングセンターで、厳密に言えば、そこにあるTOHOシネマズ流山へ行きたかったのだ。

わざわざ流山まで行くには理由がある。
映画『秘密結社 鷹の爪』は新しくオープンしたTOHOシネマズの流山とららぽーと横浜でしか公開されていないのだ。

そんかわけでオイラは流山へ。
まず、西船橋駅で武蔵野線府中行きに乗って約20分、南流山駅で降りて、つくばエクスプレスに乗り換えて、つくば方面の2駅目に流山おおたかの森駅がある。

真新しいドでかい駅を降りると目の前にドでかいショッピングセンターがある。
そこが、おおたかの森S.C。
言い換えれば、それ以外には、なにもないところ。

でも、このショッピングセンターにはいっちょまえにイトーヨーカドーとタカシマヤが入っている。

おそらく、秋葉原まで30分もかからない地域なので、これから拡大する街なんだろう。

10時に映画が始まる。
とても早い…でも次の回が夜の8時だからしかたない。

『秘密結社 鷹の爪』はネット発のギャグアニメで、脚本やグラフィック、登場人物の声をすべて一人の人物が作り上げているネットアニメの映画版。

鷹の爪団は悪の秘密結社を名乗り、構成員は総統、吉田君、フィリップなど弱そうなキャラたち。

そんなキャラたちがなぜか地球を救ってしまうお話。
途中、製作の予算がなくなりかけて画像や効果音がショボくなるところがオモシロイ。
企業ロゴが鷹の爪団の制服に入ることで予算が復活!?

90分間、脱力しっぱなし。
このキャラたちは、TOHOシネマズで映画を観ると、映画の始まり前に注意事項を説明しているキャラなので多くの人が知っているはず。
脱力したい方はどうぞ。

映画を観終わったあと、オイラはレストランフロアーにあるアルバというカレー屋に入った。

このカレー屋は松井秀喜が高校生のときに食べてた石川県のカレー屋から、のれん分けされているらしい。
松井の写真が飾ってある。
オイラは600円の熟成カレーにオムレツのオプションを付けて注文した。

腹ごしらえをした後、流山に別れを告げて水道橋へ向かう。

後楽園ホールでプロレスを観るために友人と待ち合わせをしている。
この日、新日本プロレスのニュージャパン・カップの決勝戦があるのだ。

でも、それは別のおはなし。

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2007年3月18日 (日)

華麗なるハゲタカ

今日は朝一から富士山がはっきり見える素敵な日。
トーチューを買いにコンビニへ。
一面はタクマだ!
素敵な笑顔で笑っている写真だ。

テレビでは朝っぱらから都知事選のテレビ討論をやっている。
いつも同じ討論しかしていないようだ。
あれ? ふくろう博士がいないような…。

新聞を読んだ後、録画しておいたNHKドラマ『ハゲタカ』を観た。

第5話は大空電機株をめぐるホライズンと新勢力との熾烈なTOB合戦。

そして新社長と芝野の不和によって経営陣の一枚岩が崩れかかる。

来週は最終回。
ホライズンの買収は成功するのか?
それとも芝野によるバイアウトなのか?
来週が待ち遠しい。

1時からF1中継を観る。
今季のF1は移籍と新人で大シャッフル!
タイヤもワンメークになり、ルール変更によってタイヤ戦略も勝負のカギを握る。
ただ、テレビをみるかぎりでは、ソフトなのかハードなのかがわからない…。
ピットレポートが少なすぎでは?
やっぱF1もCS放送か。

夜は『華麗なる一族』の最終回を観た。

運命にしては切なすぎる終わり方で、涙がでる想いだ。

あんな結果なら、じいさんの肖像画をあそこまで似せる必要はなかったのになぁ…、それとも似すぎたから生んだ悲劇だったのか。

『なぜ、明日の太陽を見ないのだろう』
すごい言葉で終わったなぁ…。

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ライコネン 圧勝!

F1開幕戦・オーストラリアGPをフェラーリのキミ・ライコネンが制した!

今季からフェラーリに移籍してきた初グランプリで、見事にポール トゥー ウインを成し遂げ、悲願のワールドタイトルに大きな一歩を踏み出し今季1勝目。

予選をギアボックスのトラブルに泣かされたマッサは、16番手からブッチ抜きで6位入賞。
あいかわらずフェラーリは今季も速い!

それに対してマクラーレンに移籍してきた王者アロンソはスタートに失敗して順位を落としてしまう。
逆にチームメイトのハミルトンはスタートでアロンソをバッサリ抜き去り、新人らしからぬ大胆かつ繊細に1コーナーに突入した。

結局、アロンソはコース上でハミルトンをオーバーテークできず、ピット戦略で順位を入れ替えるしかなかった…。

アロンソは2位、ハミルトンは3位で、マクラーレンに速さ・信頼性が戻ってきた。

予選3番手の位置につけたBMWのハイドフェルト。
戦略は、軽タンク・ソフトタイヤで1回目のストップまで速いラップタイムで走りぬく。

そう考えると、予選の順位とスタートダッシュの成功にはうなづける。

ハイドフェルトは4位、予選5番手のクビツァはリタイア。
今季のBMWは手強そう!

チャンピオンチームのルノーはワンメークになったブリヂストンタイヤにマッチしないのか、マシンバランスが悪そう。
フィジケラの5位がやっとで、新人コバライネンは10位に終わる。

地球になったホンダはだいぶ不安…。
予選ではスーパーアグリの後ろに甘んじ、決勝も入賞圏外に…。

そして僕らのスーパーアグリは、
予選を琢磨が第3ピリオドに進出する快挙を成し遂げ、デビッドソンもQ2進出11番手。

決勝ではタクマがルノーを押さえ込むという痛快さ!
佐藤琢磨が12位フィニッシュ、デビッドソンが16位。
夢の入賞もCOMING SOON!

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魂を込めて、アグリ出発!

アンビリーバボー!

スーパーアグリの佐藤琢磨が予選第3ピリオドに進出し、予選10番手をゲットした!
チームメイトのデビッドソンは11番手で、アグリ勢は決勝を5列目と6列目からスタートする。

夢のような出来事が開幕戦から実現してしまいましたね。

あの6秒遅かったマシンが、昨年最後のブラジルGPではマシンの潜在能力が発揮され、さぁ今季。
目標はQ2進出とポイントゲットだった。

それがQ2進出どころか第3ピリオドまでジャンプアップしてしまったアグリ&タクマの最高のジャパンコンビが次に目指すのが入賞。

決勝では昨年までのライバルだったスパイカーとトロロッソをバッサリ抜き去る姿が楽しみだ!

なにやらスーパーアグリRA106と揶揄されているみたいだけど、
SA07は予選10番手と11番手で、RA107が14番手と17番手で、これが現実。

オイラがちょっと思い出したのが、
フェラーリが低迷していたときに、スクーデリア・イタリアが使っていたフェラーリのカスタマーエンジンのほうがワークスよりも信頼性・馬力ともに優っていたために本家が取りあげてしまったことがあった。

本家の地球ホンダはそんなことないですよねぇ?

まぁ、シャーシがカスタマーだとルール上まずいみたいだけど…。

よし! 時は今!
スーパーアグリの逆襲だぁ!!

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2007年3月17日 (土)

カポーティ

今朝も東京のどっかで粉雪が降ったらしい。

オイラはそんなことも知らずに昨日レンタルしてきた映画『カポーティ』を朝っばらから観ていた。

『カポーティ』が劇場公開されたのが半年ぐらい前なんだけど、オイラが恵比寿ガーデンシネマの前を通るたびにカポーティのポスターが目に入ってきて気にはなっていたんだけど、劇場数が少なくて見逃してしまった映画だった。
だからDVD化されるのを待っていたんです。

なぜ陽気なトルーマン・カポーティが『冷血』を発表して以降、新作が書けなくなってしまったのかが描かれている。

カポーティは取材のために面談していた殺人犯に友情感情を抱きはじめ、死刑執行が近づくにつれて冷血な殺人犯の死を受け入れられなくなってしまう。

カポーティが『冷血』を完成させるためには死刑執行まで見届ける必要がある。

そのためにカポーティは死刑執行を早めるための裏工作までしたのに、死を受け入れられず、『冷血』というタイトルも受け入れられず、アル中になって彼も死んでしまう。
そんな映画。

レンタル屋も商売上手で、『カポーティ』のとなりに『冷血』や『ティファニーで朝食を』のDVDがとなりに並んでいて、返却したあとに『冷血』のDVDをつい借りてしまったオイラでした。

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2007年3月16日 (金)

実刑判決!

主文 被告を懲役2年6ヵ月に処す

ホリエモンこと、堀江貴文元ライブドア社長に実刑判決が下された。

オイラの想定では、おそらく執行猶予付きの判決になるんだろうなと。

だから実刑判決にはびっくりしたんだけど、
中には2年6か月の実刑では、甘い!という声もあるようで、
確かにアメリカのエンロン事件に比べれば刑罰は比較にならないほど軽いけど、
カネボウの幹部たちは執行猶予付き。 確か、800億円の粉飾でしたっけ!?

同じ有価証券報告書の虚偽記載なのに、カネボウとの違いは何なんでしょうかね。

オイラが思うに、
粉飾って、企業経営がものずこく危機的なときに、苦渋の決断で犯してしまう罪なんだと思うんだけど、
ライブドアの場合には、なにがなんでも利益に計上して時価総額を大きく見せかけるためだけの粉飾だったように思うのだ。

それが投資事業組合や関連会社を使った会計操作だったりして、専門的かつ計画的だった。

それを裁判官は悪質ととらえて実刑判決を下したのではないのか。

当時は会計ビッグバンによって企業会計が不明瞭で、いわゆるグレーな部分で混乱していたのは事実。でも、
会計基準にも、もちろん法律にも精神があって、その精神を疎かにしたんじゃないの?と今となっては思ってしまうのだ。

判決文の要旨で司法の言葉をチェックする必要があるようですね。

で、即日控訴ですか。
保釈金2億円を現金で追納ですか…。

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2007年3月14日 (水)

日興TOBは成立するのか?

まだはもうなり、もうはまだなり。
日経平均株価が500円も急落した。 シャンハイ・ショック以来の下げ幅だ。

そんな中、ストップ高を記録した銘柄がある。
日興コーディアルグループだ!

不正経理・利益水増し問題で上場廃止が検討されていた日興が、米シティーグループによるTOBの発表により株価が急騰、さらに上場維持の決定がさらに拍車をかけている。

当初のTOB価格が1350円。
この価格を市場価格が大幅に上回ってしまったために、シティーはTOB価格を1700円に引き上げた。

これによってシティーが日興を完全子会社化にするためには当初より3000億円多い1兆5000億円以上の資金が必要になったことになる。
市場の動向によっては、さらなるTOB価格の引き上げもありそうだ。

オイラが思うのは、
東証による上場維持の決定には釈然としないものもあるんだけど、
そのことよりも、シティーが上場維持をあたかも予期していたかのようにTOB価格を引き上げてきたことに脅威を感じてしまう。

日興株の過半数を取得するだけでもさらに2000億円もの資金が必要になってしまうのだから。

それだけ米大手の金融機関が日本の進出に命運をかけているのだ。

1兆円以上の資金を操られては、みずほは手も足も出ず提携を持ちかける以外に方法はない。

5月には三角合併が解禁になる。
そうなると桁が違う時価総額をもった欧米の企業が、数パーセントの株式のみで日本企業の買収を可能にしてしまう。

現段階での三角合併の手順として、現金化したい株主にはTOBで、その他の株主には親会社株式の交換により行うようだ。

解禁まで残り1ヵ月半、大丸と松坂屋は統合して日本一の百貨店になる。

これも自然の習わしなんだろうか。

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2007年3月11日 (日)

『ハゲタカ』第4話

オイラは今朝、録画しておいたNHKドラマ『ハゲタカ』の第4話を観た。

今回のハゲタカの標的は“大空電機”のレンズ部門。

鷲津政彦率いるホライズンは経営悪化に苦しむ大空電機に対して従業員の4分の1をリストラする再建計画書を手にプロキシーファイトを仕掛け、経営権の取得後にレンズ部門の売却を企てる。

一方、三葉銀行を辞めた芝野健夫は大空電機の自主再建請負人として経営側に立ち、余命僅かな会長の命を受けて自主再建計画書を作って株主総会にのぞむ。

そしてクライマックスの株主総会で、芝野は亡くなった会長の手紙を読み上げる。

ホライズンは敵対的TOBへ、新勢力はこんな株主総会は『茶番だ』と言う。

そんな第4話のオイラなりの感想ですけど、

鷲津が大空の会長に対して『会社は株主のものだ』と言い放ったけど、
確かにそうだ。
それはまぎれもない事実だ。

でもオイラは正面切ってそう言われてしまうと、なんとか理由をつけて『それは違う!』と言いたくなるのです。

だって、会長が言った『1人前にレンズを磨けるようになるまでに30年』、それだけの時間をかけて会社は人を育て、従業員は会社に尽くす。

そんな会社と従業員の関係を企業支配権という株主権利で支配していいものなのか?

ライブドアがニッポン放送を買収しようとしたときに、ものづくり集団である従業員たちは徹底抗戦で団結した。

なぜ団結したのだろうか。

おそらくだけど、会社と従業員の関係を壊されると感じたからではないのか。

再度繰り返すけど、
会社と従業員の関係を企業支配権という株主権利で支配していいものなのか?

もし、この関係を支配しようとするのなら、民法1条の『権利の濫用は之を許さず』の大原則に抵触するのではないのか。

仮に、この関係を支配できないとしたら、『会社は株主のもの』という言葉はおかしなものになりそうな気もするのだ。

あともう1つ。
なぜ、会長は自主再建に3年間の猶予を株主にもとめたのか?

オイラが思うに、
3年のスパンでの再建は利益追求型のファンドでは、村上氏じゃないけど『ファンドの性質上あり得ない』。

それに対して企業を育てようとする株主にとっては、3年という期間は待つことが出来るちょうど良いギリギリの期間。

会長は筆頭株主のホライズンに『大きなお世話』と言い、その他の株主には3年間の猶予をお願いした。

つまり会長は、3年の猶予を待てない株主に、企業支配権を行使して流すであろう血をくみ取る勇気などあるはずがない、との暗黙のメッセージのように思えたのだ。

オイラはそんなことを考えていたら、牛島さんの『この国は誰のものか』『MBO』、そして真山仁さんの『ハゲタカ』をもう一度読まずにはいられなくなってしまったのだ。
近々『バイアウト』を改め『ハゲタカ2』が単行本化される。
あぁ、楽しみだ!

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2007年3月10日 (土)

豊洲から幕張へ

今日は昨日の冷え込んだ夜が嘘のように暖かい。

今朝起きてオイラが最初にやったのが映画館の検索。
映画『パフューム』を観たいんだけど、夜の6時には幕張メッセで新日本プロレスを観戦するので、それまでに映画を見終わる必要がある。

まずは幕張メッセに一番近いシネプレックス幕張を検索したんだけど、最初の上映が15時20分からでパフュームの上映時間が2時間半なので、試合開始にはちょっと間に合わない。

できれば京葉線沿線のシネコンが望ましいので、
TOHOシネマズ船橋とワーナーマイカルシネマズ市川妙典を検索すると20時からの上映の回しかないのでダメ。

TOHOシネマズ市川は18時のみ、錦糸町は20時と深夜の回のみでダメ。

やっとみつけたのがユナイテッドシネマズ豊洲で14時10分からの上映の回がある。

ここなら新木場から京葉線に乗って海浜幕張駅まで行っても試合開始には余裕がある。

ここだ!

映画を観る前にららぽーと豊洲で買い物もランチもできるので都合がいい。

ららぽーと豊洲は完成から半年も経っていないので真新しい。
今、首都圏ではららぽーとの建設ラッシュで、近々ヨコハマにも、つくばエキスプレス沿線にもオープンする。

ららぽーと豊洲にはオープン当初にも行ったことがあるので、今日は2度目。 レインボーブリッジを眺める景色が最高でワクワクする!

そしてパフューム。
独特な雰囲気をかもしだした映画で、主人公のグルヌイユはほとんどしゃべらず鼻をクンクン嗅ぐ音だけが強調されている。

グルヌイユは最高の香水を作るために美女を殺し、身体の油から香りを絞りとる。

エンディングは…衝撃。
少し笑ってしまうけど、オイラは、そうか!と納得した。
感想は今度ブログで書くことにして、

海浜幕張駅のベッカーズで仲間たちと17時半に待ち合わせ。
約束の時間を10分遅れてしまったので、お勘定はオイラもちで許してもらった。
プロレスは21時に終わったので、プレナ幕張の焼肉屋『喰いどん』で食事がてらプロレス談義。

話題はサイモン猪木の辞任問題と、“週間新日本プロレス”と揶揄された『週間ゴング』の廃刊だ。
来週でゴングは終わりのゴングが鳴らされるようだ…。
淋しいかぎりだ。

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新日『CRASH 』観戦記

新日『CRASH<br />
 』観戦記
蝶野正洋の初プロモート興行『CRASH』が幕張メッセの10ホールで行われた。

幕張メッセの10ホールは広いイベントホールを三等分に区切って、隣が9ホールと11ホールで繋がっている。
9ホールでは家具屋の展示イベントをやっていて、11ホールではブランド品のバーゲンセール大会。真ん中の10ホールにリングがある。

今日の主役はもちろん蝶野正洋。
注目はブラック軍団に加入した曙と蝶野の初タッグだった…はずなのに、昨日のサイモン猪木の辞任表明で水が差さされてしまった。

ただ蝶野は、オープニングのあいさつでも試合後のマイクアピールでも、それらのコメントはいっさいなし!

はっきり言って、みんな辞任騒動のことなんて忘れてたと思うな。
それだけ盛り上がった。

第1試合のネグロ・カサスVSエル・サムライの試合は、これぞプロレスと思わせる地味であり味のある試合で、第1試合としての掴みは完璧だったし、

第2試合のタイガーマスクVS裕次郎の試合は、オイラは久々に裕次郎の試合を生観戦できたんだけど、裕次郎の成長にびっくり。
まぁ、タイガーが裕次郎のレスリングスタイルにつき合った感もあるけど、パワーでは圧倒していた。

第6試合は、最近テレビ出演が多い長州力が登場!
150キロのバーナードをボディースラムで投げとばしたり、リキラリアートでなぎ倒す!
チョーシュの大声援に絶好調!

第7試合は裏メイン、空前の“ケツ”ブームに乗った越中詩郎と野人・中西学の一騎打ち。
この2人の対決は2月の両国大会で実現済みで、そのときはサムライ・シローに軍配があがっている。

そして因縁の対決第2ラウンドも大爆発!

ジャンピング・ヒップアタックを野人の一本足ハンマーで返り討ち!
中西の勝利で1勝1敗、第3ラウンドも『やってやるって!』

そしてメインで蝶野正洋が登場!
蝶野・曙・中邑真輔のブラックトリオに死角なし。

今日はプロレスの魅力が爆発していた大会だった!
数年前に蝶野正洋はアントニオ猪木に『このリングでプロレスがやりたい』と言った。
まさにそんな大会だったと思う。

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2007年3月 9日 (金)

サイモン猪木、辞任表明!

昨日、アントニオ猪木が新団体『イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)』の旗揚げを発表した。

6月26日に都内の会場で旗揚げ興行を行う予定。

新団体の参加選手およびスタッフを新日本プロレスから引き抜くことを示唆している。

そして今日、新日本プロレス代表取締役社長サイモン・ケリー猪木氏が辞任を表明した!

あぁ…、なんて迷惑な話なんだろうか。
プロレス界から飛び立ったんじゃないんですか、猪木さん?

おそらくだけど、サイモンは6月の株主総会で辞任したあとに新団体に合流するんでしょう…。

猪木家は何がしたいのか?
猪木さんがユークスから新日株の買い戻しに失敗したのは事実みたいだけど、
だからって新団体をつくってまで何がしたいんだか?

オイラは明日、幕張メッセで行われる蝶野プロモートの『CRASH』を観戦する。

まさか、こんなお騒がせなことが起こるとは思わなかったけど、おもしろそうじゃないか!
きっとリング上で蝶野正洋の意見が聞けるんだろう。
そしてサイモンも出てきて何らかの説明をするべきだ!

それにしても猪木さんは、なんで新日の象徴に納まってられないのか。
長嶋さんみたいに『勝つ、勝つ、勝つ!』って言ってればいいんだよ。

オイラはアントニオ猪木のことが好きだから応援はするけど、いっさい新日本プロレスには係わってほしくない。

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2007年3月 8日 (木)

人質司法に問題があるのか?

桜の開花予想が発表された。
東京の開花は3月18日で例年よりかなり早く桜が咲きそうだ。

あと10日もすれば桜が咲き乱れる季節になってしまったようですね。

今日、鹿児島地検は、鹿児島地裁で無罪判決が下された『志布志事件』の控訴を断念したため、12人全員の無罪が確定した。

判決では『あるはずもない出来事が、あったかのように自白調書に表現されている』と捜査当局を批判した。

取調室では『踏み字』なる不当な扱いを受け、自白を強要されたのだ。

ついこの間も、婦女暴行事件で実刑になった男性が刑期を終えたあとに、真犯人が逮捕されて冤罪が発覚した。

取調室では『はい、うん、以外の言葉を話すことは許されなかった』と男性は言う。

映画『それでもボクはやってない』のモデルとなった男性も理不尽な取り調べによって自白を強要されて一審で有罪、控訴審で無罪を勝ち取った。

映画のなかで、『否認事件の有罪率は99.9%』という言葉がでてくる。

この数字こそ、でっち上げられているのではないのか。

あいまいな証拠や、でっち上げた証拠だけで有罪になってしまう『人質司法』は刑事裁判の問題点だし、裁判員制度がはじまったら、裁判員は何を信じて判決を導き出せばいいのか?
死刑または無期の事件で冤罪の片棒を担いでしまう可能性だってあるのだ。

もし、やってない痴漢で逮捕されたらどうすればいい?

否認すれば何日間も勾留されて取り調べを受け、起訴されればさらに何ヵ月間も留置場に勾留されて裁判にのぞむ。 有罪率は99.9%。
裁判は長期に及ぶ。

容疑を認めれば次の日にも釈放されて、略式起訴で罰金が数十万円。

どうすればいい?
それでもボクはやってない、とオイラは言えるだろうか。

冤罪事件はひとごとではなく、オイラは恐怖感すら感じてしまうのだ。

関連記事http://fight-club.cocolog-nifty.com/noglog/2007/02/12_283f.html

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2007年3月 6日 (火)

トンマッコルと幕張へようこそ

昨日の春の嵐は凄かったですねぇ…。
最大瞬間風速30メートル超の暴風、気温が20度を超え、夜からは激しい雨が落ちてきた。
なんとレインボーブリッヂが封鎖されたとかで。

オイラも昨日は大変な目にあってしまった。
いつもより早めに退社して海浜幕張駅に着いたら駅は入場規制状態。

どうやらJR京葉線は風の影響で大幅に本数が減らされていて、しかも徐行運転。

電車が来たって混雑していて乗れやしないのです。 やっと乗れてもスシ詰め状態で不快指数100%!

南船橋駅までの辛抱だと思って頑張ったんだけど、今度はJR武蔵野線がストップしているという悲劇が待っていたのです。
つまり総武線が走る西船橋駅までたどり着くこともできず…。
不便極まりない!

仕方がないので、大雨強風の中、南船橋駅から京成電鉄の船橋競馬場駅まで歩くはめに。

こりゃぁ、首都機能の移転なんて到底無理だね…。

オイラはずぶ濡れになりながらレンタル屋で『トンマッコルへようこそ』を借りてきた。

韓国映画なんだけど、これがかなり面白い!

北と南の兵士たちと傷ついたアメリカ兵が天真爛漫な少女に導かれてトンマッコルの村へやって来て、村人たちと共同生活をしていくうちに友情が芽生えていく物語。

武器を手にして緊迫感に満ちた北と南の兵士たちの間で、ほのぼのとした村人たちの姿が良いね。

時間を忘れて見入ってしまいますよぉ!

日常の疲れを癒すには、やっぱ映画ですな。

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2007年3月 5日 (月)

武蔵、散る…

今日のスポーツ新聞に澤屋敷純一という22歳の男の記事が大きく取り上げられている。

そう、昨日の『K-1ワールドGPシリーズ』で、あのジェロム・レ・バンナを倒してしまったのだ!

見事な試合だったし、まさか!の試合だったし、話題をすべて持っていってしまったようだ。

ジェロムを倒して話題になったのは安田忠夫以来だろうか。

まさかと言えば、武蔵の敗北もK-1にとっては、まさかなんだろうね。

そもそも100キロ以下のヘビー級の新設はK-1が武蔵のためにつくったようなもので、決勝トーナメントに武蔵を出場させるためのもの。

もう特別扱いはやめたほうがいい。

それに対して藤本佑介選手は韓国GPを制しているわけで、だから順当な勝利だと思う。

チェ・ホンマンのKO負けはホントにまさかだったけれど、テレビ放送的には、つかみはOKで面白い試合だった。

そしてスーパーヘビー級を制したセーム・シュルトだけど、最初にダウンを奪われたときには負けちゃうのかなぁ…って思ったけど、カウンターですか!
スロー映像でないとわからないぐらいの一瞬の出来事で勝負が決まった。

ワンマッチでもトーナメントでも強いと、まだしばらくはセーム時代が続きそうな感じ。

ひさびさに面白かったK-1だったように思うけど、来週はいわく付きのHERO'Sがある。

桜庭和志の仕切り直しの試合が組まれていて楽しみなんだけど、
オイラ的には、元新日本プロレスの柴田勝頼と元リングスの山本宣久の試合を楽しみにしている。

裏切られないことを祈ってますよ。

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2007年3月 4日 (日)

ハゲタカが生む悲劇

ここ何日か、日本経済はマイナスイメージがふくらんでいる。
日経平均が下げ止まらず、中国ショックから1000円も下落してしまった。

急激な円高も117円前半まで進んでいる。

日興や三洋電機の不正経理問題も投資家の不信を誘っていて、その不正経理にはみすず監査法人という公認会計士の集団がかかわっていたようだ。

日興にいたっては上場廃止へ向かい、みすず監査法人は解体される。
やはり投資家を欺いた罪は大きいようだ。

オイラは今朝、DVDに録画しておいたNHKドラマ『ハゲタカ』の第3話をみた。

重厚感たっぷりのドラマで見ごたえ充分。
やるじゃんNHK!って感じです。

柴田恭兵演じる『三葉銀行』の芝野健夫と、ハゲタカファンド『ホライズン』の鷲津政彦との戦いが繰り広げられていて、
ハゲタカに狙われた人達の悲劇が描かれている。

第1話では老舗旅館が、第2、3話では玩具メーカーが狙われて悲劇を生んだ。

そして来週の第4話では、大手電機メーカーを舞台に買収か自主再建かが争われる。

第5話には新勢力も登場する。

あぁ、めちゃめちゃ楽しみだ!

今日は天気が良いので、
オイラはこれから川崎チッタデッラに遊びに行こうと思ってます。

チッタデッラのなかにあるチネチッタ川崎は昨年の映画館観客動員数が日本一で、なにやらイベントをやっているらしい。

ちなみにチネチッタ川崎の昨年の観客動員数は174万人で、興行収入が22億円。 4年連続日本一なんだそうだ。
今日は1000円で映画も観れる。

『ドリームガールズ』でも観てこようかな。

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2007年3月 2日 (金)

南びわ湖駅の是非2

昨日、栗東市が起債する43億円の地方債発行の是非を争った住民訴訟の控訴審判決が大阪高裁で下された。

『起債は違法で認められない』

大阪高裁は起債を差し止めた一審判決を支持した。

地方財政法によれば、
地方債の発行が認められるのは、公共事業建設のためと災害復興等に限られていて、
大津地裁は一時的な仮線工事のために巨額な工事費を含めた地方債の発行は認められないと判断していた。
今回の大阪高裁の判決は大津地裁の判決を全面的に支持したことになる。

南びわ湖駅の建設には県と市あわせて240億円を必要とし、すでに100億円は土地収用などに使われている。

栗東市は新駅建設のために約90億円を負担することになっており、43億円の起債が認められないと計画そのものが頓挫してしまう。

嘉田由紀子滋賀県知事も新駅建設の凍結を表明していて、21億円の県予算の計上を見送る。

栗東市の国松市長は建設推進を選挙の公約にかかげて当選した。
その国松市長は工事費削減案をJR東海に提案したが拒否されている。

市側は最高裁に上告する意向を示した。
ただ、そもそも新駅の必要性を推進派の国松市長をはじめ市議会や県議会は住民が納得できる説明を行っているのだろうか。

もし最高裁で棄却された場合、どこから工事費を捻出するのか?
国松市長は今の段階で説明する責任がある。

中央政治は地方自治体に権限を移譲するのと同時に、地方の財政破綻を未然に防ぐために破綻認定基準を民間なみに厳しくする法整備を進めている。

つまりは、計画性の乏しい公共事業には資金繰りの時点で閉ざされる仕組みがつくられているのだ。

1988年に計画された新幹線新駅という公共事業計画が今でも耐えられるものなのかをゼロから再検討するべき良い時期が来ているのではないだろうか。

関連記事http://fight-club.cocolog-nifty.com/noglog/2006/10/post_abfe.html

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2007年3月 1日 (木)

シャンハイ・ショック!

今日から3月に突入した。はやくも花粉が大量に飛散しているようで目がかゆい…。
あぁ、花粉に対して鈍感になりたい。

オイラは花粉対策だけでも手一杯なのに、追い打ちをかけるように世界同時株安ときた。
なんと全銘柄の97%が下落してしまったらしいのだ。

どうやら報道をみると、来週はじまる全国人民代表大会で新たな金融引き締め政策を決定するのではないかという警戒感から売りが殺到したと報じている。
そもそも中国株は1年ちょっとで3倍の規模で膨らんでいたらしく、適正に向かっているとも考えられる。

オイラも中国ショックでダメージを受けている。
ゲームソフトメーカー、教育関連、チケット屋、居酒屋チェーン、ファミレスチェーン すべての銘柄が下げた。

それでもオイラは売ってない

株価は気にはなるけど、こんなときこそ株主たれ!なのだ。

ただ、一時的かもしれないが円が急騰しているので、FXは反対売買を行い決済した。
こまめに取引を繰り返したくはないので、為替はしばらく様子見を決め込むことにした。

朝日新聞によると、円相場の急騰は“円キャリートレード”の一時的な巻き戻しと書いている。

ふーん。

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