植木等さんを偲ぶ
昨日、昭和の大スター・植木等さんが亡くなった。
享年80歳だった。
オイラの世代だと、60歳前後ぐらいからの植木等さんしか知らないので、クレイジーキャッツや『シャボン玉ホリデー』は当然知らないわけで、
でもオイラが中学生のときだから今から20年前に『オヨビでない奴!』というTBSのドラマがあって、
植木等・所ジョージ・高橋良明の3人が無責任な“風間3親子”に扮してまわりの人たちを巻き込んでいくハチャメチャな物語で、
オイラは『オヨビでない奴!』をテレビで観ながらクレイジーキャッツのヒット曲を覚えたり、『お呼びでない こりゃまた失礼いたしました!』などのギャグをつかったりしていたもんだ。
今思えば『オヨビでない奴!』にはそうそうたるメンバーが出演していて、植木等さんの付き人だった小松政夫さんも出演していて小松さんのギャグも覚えたし、田中美佐子さんも出てたし、高橋良明はだいぶ前に死んでしまったんだっけ…。
DVD化されているなら是非買いたい一品だ!
『無責任』という言葉で思うんだけど、
今、『鈍感力』という本が売れていてオイラは読んでないんだけど、
オイラが思うに、この本でいう鈍感とは、“にぶい”という意味ではなくて、“敏感さを緩衝する力”といった意味で鈍感力という言葉を使っているとカッテに解釈しているけど、原形は植木等さんが演じた昭和の古き良き1960年代に流行した『無責任』という言葉に繋がっているんじゃないのかなぁ、ってオイラは思う。
植木等さんが演じた『無責任』とは、くよくよするぐらいなら忘れてしまえ!とか、『なんとかなるだろう』という歌詞のように前向きで明るいイメージをもっている。
これが植木等さんの『無責任』であり、良い意味の『鈍感力』。
楽しんだもの勝ちの世界が人生なんだと教えてくれる。
あぁ、ホントさびしいね…。
オイラは長さん以来のショックを受けている。
ご冥福をお祈りします。
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