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2007年6月 9日 (土)

スリーハンドレッドと中村中

今日は朝イチで映画『300(スリーハンドレッド)』を観に行くことにした。

この映画は、少数精鋭のスパルタ戦士と大国ペルシア帝国とのテルモピュライの戦いを描いた映画で、
スパルタの王・レオニダスにスポットが当てられている。

ひとことで『300』の感想を表現するなら、スパルタ戦士の男気と豪快なバトルシーンがスクリーンのなかで爆発した映画だ!

少数vs多数という構図は『墨攻』にも似た内容だけど、『300』は戦略重視というよりかは一歩も引かない真っ向勝負に重点が置かれていて、スパルタの掟を子供のときから教えこまれているために非攻という概念はない。
無益な殺生どころか、発育不全の赤ん坊は谷底へ捨てる。

いつでも生か死か、それがスパルタの掟。
まさに戦うために産まれてきた戦士なのだ。

途中、『大日本人』の“大佐藤”みたいなペルシアの怪物が出てきたときにはつい笑ってしまったが…。

映画を観たあと、新星堂で中村中のシングルCD『友達の詩』を買ってきた。

中村中と書いて“中村アタル”と読む。
オイラは昨日の夜までこの人を知らなかった。

ちょうど仕事から帰ってきてテレビをつけたら金スマに中村中さんが出演していたのだ。

その番組で、性同一性障害に苦しみながら歌手になるまでの姿がクローズアップされていた。

自分の容姿が嫌い、自分の声も嫌い…。
まさにコンプレックスの塊のような人。

自分のことを不良品と呼んで自殺をも考えたという。
そんな絶望の淵にたたされた中村中さんが15歳のときに生み出した歌が『友達の詩』。

悲痛な叫び、心からの願いが詞に込められていて、この曲、この歌声を聞いたならもはや跪くしかない。

オイラは何度も繰り返し聞いてしまった。

夕方になってから、さきほどレンタルしてきたDVD『ディパーテッド』を観た。

マーティン・スコセッシ監督によりリメークされ、アカデミー賞の作品賞を受賞したスパイ映画。

オイラにはちょっと楽しめない内容だったかなぁ…。
警察側のねずみも、マフィア側のねずみも、小者まるだしでダメ!
あんな隙が有り過ぎるスパイなんて絶対おかしいし、ストーリー上、主人公を殺したいが為に冷静さを失わせるという演出ミエミエ。

さすがアカデミー賞と言いたくなる。

夜はフジテレビで『県庁の星』を観ていた。

感想はこちらで
http://fight-club.cocolog-nifty.com/noglog/2006/02/post_d0da_1.html

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