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2007年7月30日 (月)

『美しい国』に NO !

大惨敗が決定した自民・安倍首相の第一声は“自らの再チャレンジ”宣言だった…。

『責任は私にある』と言いつつ、『基本路線は国民の皆様に理解していただいている』というもの。

続投を表明した。

最終的に自民党が獲得した議席数は37で、公明党の9をあわせても民主党の60議席には全く及ばず、参院第1党の座を失った。

これは小泉さんが壊したはずの古い自民党を、今回の参院選で国民みずからの手でぶち壊した。しかも中身がスカスカになるまで自民党を破壊してしまったのだ…

そんな印象をオイラはもった。

だって気がつけば、自民党にはチルドレン達と今回のタレント議員で支配されて即戦力に乏しく、政治を熟知した古いタイプの政治家は追い出されたり落選したりでいなくなってしまったではないか。

中川幹事長も青木参院会長も辞意を表明し、党内での影響力を失いつつあるし、片山さんと影山さんは落選した。

完全に実力者の人材不足! でもこれは身から出た錆なのだ。

それもこれも世間の常識が通用しない政権内閣に高度な政治判断を任せられない、というジャッジメントなのだから仕方ないのだ!

最初は安倍自民党を歓迎していた支持層も、復党問題に疑問を抱き、閣議前の不起立問題に呆れて、年金管理のずさんさや現職大臣の不祥事に国民みんなが怒り狂ってしまった。

そして今、信用を失ってしまった最高責任者に、最後の決断がせまられている。

もう、この声を無視できないと思う。
このまま続投しても内閣支持率は下げ続けると思われるし、衆議院でも同じことを繰り返してしまう。

それでは民主党はどうなのだろうか?
オイラは小沢民主党が支持されたとも思えない。

なんせ、この選挙で政策論争はまったく注目されてなかったわけで…。

だから今後の参議院での成果が問われてくる。
野党が過半数を占めたことで、参議院で『国政調査権』を行使できるようになる。
今まで隠されていたものを野党が知ることができるのだ。

やみくもに重要法案にノーを突き付けて国会が停滞するようなことがあれば、民主党は総選挙に敗れる。

国民の政治判断は非情だから。

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2007年7月29日 (日)

アジア杯韓国戦について

オシムジャパン、宿敵の韓国にPK戦の末に敗れた…。

この韓国戦をひとことで言うと、
日本はリスクを避けて勝負を落とした。
これに尽きる。

オイラは韓国に後半戦を乗り切られたことで“日本は危ないかも…”と思い、延長戦を乗り切られたときに“PK戦は負ける”と確信した。

これは嫌な予感がした、といったものではない! 勝負の風向きは韓国にしか流れていないと確信できたからだ。

というのも、韓国は後半のハプニングを怒りに代えてプレーした。ときには体を激しくぶつけて今あるピンチを回避する、そして一瞬のチャンスを狙って速攻をかけた。
もう韓国には速攻しかなく、それがプレーにもあらわれていた。
延長戦に突入すると、韓国にとっては、この勝負に勝つためにはPK戦に持ち込むしかないので、必死になって守り勝ったのだ。

対して日本はどうだったか?
攻めあぐねてパスミスを連発したし、韓国の迫力にのまれて個人技の魅力に欠いた。

要はリスクを取らなかったのだ。
本来なら、その状況、またその状況でリスクをどれだけ背負えるのか、それを判断してボールをだす。

そこが勝負なのだ!

それなのに安全にいき過ぎてリスクを避けた。 リスクを避ければ積極性を欠く、当然に体だって動かない。

これではオシムサッカーの“走って考える”には相反するプレーになるのだ。

自分たちのサッカーができないんだから、勝負の流れを引き寄せることもできない。
だから勝てないのだ!

よく勝負のことをこう言ったりする。
『勝負は最後までわからない』

野球なら九回の2アウト、
サッカーならロスタイム、

でも、この言葉はプレイヤーに『最後まで全力プレーをしろ!』、ゲームセットの瞬間まで勝ち負けは決まらないという言葉。

でも勝負の流れは違う!
一方に流れたら、その流れを変える要素がないとそのままゲームセットで終わってしまうのだ。

その要素が、延長戦が終了したことで日本にはなくなってしまった、だから日本は負けると確信したのだ。

それでもオイラは日本人として日本代表に勝ってほしいと天に願った。
でもサドンデスに突入して6人目の羽生が外してしまったときには『やっぱりなぁ…』って、つぶやいてしまったのだった。

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2007年7月28日 (土)

7.29選挙について

さぁ、いよいよ選挙戦も残すところあと1日となり、明日の日曜日に決戦を迎える!

朝日新聞社が行なった最新の情勢調査をみると、

自民党の獲得議席推計は38議席±7で、40議席を下回る可能性もある。

公明党は10議席±3
自公あわせても48議席±10と推計され、
参院で過半数を維持するのに必要な64議席を獲得することはできないと予測した。

対して民主党は58議席±6となり、大幅に議席数を増やすことになりそうだ。

それでも無党派層の動向によっては結果が大きく変わることもあるので、各候補者は今日の“最後のお願い”まで予断を許さない。

オイラなりに今回の選挙活動を見ていると、
厳しい選挙区から出馬する候補者は昼夜問わずに駅前や繁華街で必死に何かを訴えている姿をよく見かける。

逆に、余裕があるのか、それとも当落にはそもそも関心がないのか、よくわからないけど、パフォーマンス中心だったり、事前に録音しておいた自作の歌を選挙カーから流しているだけだったりして、選挙活動も多種多様!

そんな姿を横から眺めているだけでちょっと面白い!

今、目の前で演説している人が国会へ行けるのか職を失うのかを想像するのも面白い!

現職が職を失うなんてワクワクする!!

今回の参院選って、かなり日本の将来を左右する選挙になってくる。
だって、ここで選ばれた参議院議員は安倍内閣が掲げる憲法改正のキャスティングボードを握っているからね。

だから、候補者をよく吟味して投票する必要がでてくる。

とはいっても、オイラは『投票は国民の義務!』だなんて、これっぽっちも思わないし、そんな言葉を聞くだけでシラケル。

だって『投票しない!』という意思表示もあっていいはずだもん。なんせ国会議員だって採決を『棄権』するじゃない。

それに人柄も知らない人に投票することのほうが、かえって無責任のように思ったりもする。

でも選挙に参加して、その結果を待つのも面白い。

政権選択うんぬん、憲法改正うんぬん、年金うんぬん、そんなの知ったこっちゃない! 考えたって政策の細部のことまでわかるわけがないし、どの政党の政策にも一長一短があるのだ。

年金ひとつとっても、民主党なら年金不信を払拭できるようなイメージがあるけど、民主党が主張する“税方式”“年金制度の一元化”には不明瞭な部分が見受けられるのも事実。
だからといって、このままの制度では年金破綻の不安は残る。

たかが1票、どうせ1票、投票できる権利をどうしようと自由だけど、傍観者になったら損なのだ!

今そこらへんにいる政治家を捕まえて1票をチラつかせながら文句のひとつでも言おうよ。
スカっとしようよ。

そんなこと出来るのは今しかないもん!

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2007年7月27日 (金)

極私的7月26日(木)花火大会

7月26日(木)幽霊の日
なんか不吉な日ですね…。

今日は朝からじめじめとした蒸し暑さで、不快指数100%。
3日連続の30度超えは体に堪えます。

ハンガリーでは連日40度を超える猛暑で500人以上の人が熱中症などで亡くなっているそうです。
そうなると来週のF1ハンガリーGPのサーキットコンディションにも影響がでるんでしょうかね。

オイラは仕事で横須賀まで行ってきた。
その電車で往復する間、パラパラと新聞を眺めていると、目につくのはやはり選挙情勢の記事。
選挙戦も残り3日なのだそうだ。

それとタリバンの武装勢力に拘束された韓国人1人の死亡が確認されたそうだ。

拘束された人たちはボランティア集団だったようで、なんらかの使命感があったんでしょう、戦場カメラマンも使命感で戦地の写真を撮ったりするけど、こういった行為には必ず“自己責任”が生じる。

とはいっても、命を落とすような自己責任があるとは思いたくもない。
だけど、現実的に命がなくなってしまうのだ。
それだけの覚悟が彼らにあったのだろうか?

今日は仕事が終わったあと、職場のみんなで荒川河川敷の花火を見に行くことになっている。
そしたら夕方、突然雨が降ってきて開催の有無があやしくなってくる。
でも、通り雨だったようなので、花火会場にむかうことにした。

会場には19時15分頃に到着。
北千住駅から千住新橋を渡って、打ち上げ地点から川を隔てた真正面のところに陣取った。

極私的7月26日(木)花火大会

かなり大接近してしまったようで、花火の真下にいる感じ。座って花火を見ていると首が痛くなるので、寝ながら見る。
風向きによっては火の粉もポツポツと落ちてくる超危険な場所だった。

守り水がほしい!

途中、不発弾がどこかに落ちたらしく、消防が不発弾を撤去するまで30分ほど中断。

ハプニングもあって、予定より30分遅い21時15分に終了。

北千住のガストに寄ったあと23時30分に帰宅。

スポーツニュースを見ると、巨人の高橋由伸がプロ野球記録となる9本目の先頭打者ホームランを打ったそうだ!

でも驚くことではない。
だって由伸は長嶋監督から巨人の4番に指名されてた選手だもん。

確かに由伸が1番を打つと巨人は強い!
でも1番の選手ではない、とオイラは思う。

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2007年7月26日 (木)

極私的7月25日(水)サウジ戦

7月25日(水)昨日に引き続き今日も30度を超える真夏日だったようで、あまりの暑さに意識が遠退きそうに…。

ちなみに、1933年の今日は山形で40.8度を記録していて、国内では最高気温を記録した日なんだそうだ!

でも70年前は夕方になれば涼しくなったと思うんだけど、今は夕方になってもコンクリートジャングルは涼しくならない。

ホント、困ったものだ…。

今日は19時ちょい前に職場をあとにして映画『レミーのおいしいレストラン』を観に行った。

ひさびさにアニメ映画を見た感じ。

22時40分、帰宅。
テレビをつけると、サッカー・アジア杯サウジ戦をやっていた。
ちょうど前半30分のところだったので着替えながらテレビに注目していたんだけど、
解説の松木安太郎さんの『ア゛ァー』の瞬間に日本が先制点を奪われていた。

残念、日本敗退…。
コンフェデの権利を失うのはイタイですね!

あらためて思うのは、やはりサッカーは個人競技だ!ということ。

常に1人対1人の戦いで、強いチームほど個人技の魅力と力量がバクハツしているのだ。

決してフォーメーションうんぬん、守備力うんぬんではなく、試合が始まってしまえば個人のそのときの技量とモチベーションで勝負が決する。

つまりは個人技の集合体なのだ。
負けた日本は個人技の差で負けたのだ。

オイラ、先週の豪州戦は松木安太郎さんの奥さんが経営している『HAKKA CAFE』で観戦していたんだけど、PKのときは一際すごい盛り上がり様でした。
そのPKだって、キッカーとキーパーとの1対1の戦いで最終的に勝敗を決める。
まぁ、PK戦は運に頼る部分が大きいけどね。

『HAKKA CAFE』は千葉県市川市のJR本八幡駅から徒歩5分のところにあって、普段は雰囲気の良いレストランバーなんだけど、代表戦のときにはビューイングになります。
もちろん安太郎批判は禁句ですけど、今度の韓国戦を『HAKKA CAFE』で観戦するのも面白いですよ!
力戦奮闘を期待しましょ。

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2007年7月25日 (水)

極私的7月24日(火)花火大会

7月24日(火)今日はひさびさに太陽を見た感じ!

30度を超えた夏日のわりには湿気がなかったので快適でしたね。

でもまた明日から曇り空が続くようで、梅雨明け宣言はお預けのようで…。

今日、オイラは入管手続きの仕事があって午前中は品川の東京入管にいたんだけど、この辺りは埋立地でレインボーブリッジが近くに見える。東京湾の対岸にはお台場も見える。
ここはバツグンのビューポイントなのだ!

しかも、海はキラキラ、風はほんのり潮風、空は爽やかなブルー。 このまま昼寝ができたらどんなに幸せなことか!

夜は葛飾区で花火大会がある。場所は柴又の江戸川河川敷、1万発が打ち上げられる。

しかも、花火の前に特設ステージで中村中(あたる)さんがライブをやるので、なんとか仕事を切り上げて柴又へ向かう。

18時35分、花火会場に到着。
京成線の柴又駅から帝釈天の横を通り過ぎると会場の河川敷に着くんだけど、この短い距離を歩くのにものすごい時間がかかったような。

人、人、人…。
なんとも毎年30万人以上もの観客が集まるそうで!

早速、場所を確保して、特設ステージに中さんの歌を聞きに行く。

やっぱ、野外ライブは良いね!
ミュージシャンもオーディエンスも解放感を感じながらリラックスして楽しんでいる。ホールでのライブとは別物の良さがある。

19時になった。まだ辺りは明るい。
打ち上げ開始まで20分、ビールを飲んで待っていると、
テレビクルーがこっちに向かってきた。

何事かと見ていると、政治家が選挙活動をしているのだ。
握手をしたり、手を振ったり、写真撮影に応じたり、ゆっくりゆっくり歩いている。

あっ! 平沢勝栄だ!! 丸川珠代だ!!! 塩崎官房長官もいる。

葛飾柴又にて 選挙活動

ご丁寧にも政治家のほうから握手を求めてくる。
オイラが話し掛けると耳をかたむけてくれる。
しかも満面の笑みを浮かべている。
まわりのSPは恐い顔でピリピリしている。

まったく不思議な人たちだなぁ…。

オイラは丸川さんに話かけた。

葛飾柴又にて 選挙活動

オイラ『なんで議員になるんスかぁ?』
丸川さん『この国に感謝しているからです。』

ウソくせぇー!!

でもオイラは丸川さんを応援しますよぉぉお!
あっ、オイラは東京選挙区の投票券もってないんだった!

19時20分、花火がはじまる。
カウントダウンが終わった瞬間、何十発もの花火が同時に打ち上げられてオープニングの掴みはOK!

近くのスピーカーからクラシックやらカンツォーネの音色が流れていて、音にあわせて花火が打ち上がる。
コンセプトまではよくわからないけど、音楽と花火のマッチングがバッチリ合ったときには鳥肌がたつほど感動してしまう!

極私的7月24日(火)花火大会

極私的7月24日(火)花火大会

20時20分、太鼓の乱れ打ちのような大連発で花火大会はフィナーレを迎えた。

うーっ、最高だった!
今年の夏、これでオイラは良いスタートダッシュを切れた!

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葛飾柴又にて 選挙活動

7月24日、葛飾花火大会に塩崎官房長官、平沢勝栄議員、丸川珠代公認候補があらわれる!

葛飾柴又にて 選挙活動

大観衆が集まった江戸川の土手を練り歩く。

これはドブ板戦? 空中戦?

葛飾柴又にて 選挙活動

うーん、花火大会だから空中戦だね。

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2007年7月23日 (月)

大逆転、天は王者に味方した!

荒れに荒れたニュルブルクリンク!
サーキット内は大混乱、むしろ無秩序状態とでも言うべきか…。

フォーメーションラップ中にポツポツと降りだした雨が、スタートから数十秒も経たないうちに激しいスコールとなって、路面は氷上のように、視界は深い霧に包まれたホワイトスクリーン状態になってしまった。

60LAPSの最初の周を命からがらピットへ逃げ帰ってきた各マシンはフルウェットにチェンジする。
それでもピットアウト後の1コーナーでハミルトンを含む7台のF1マシンがコースアウトしてしまう…。

危険すぎだ! ここは赤旗を出して事態を一旦終息させた。

この気紛れなニュル・ウェザーがレースの最後に姿をあらわし勝者を入れ替えてしまうとは、この時、誰が想像したものか。

レース残り12周のところでウェザー情報がでる。
“7分後に雨”

しかし7分もたたないうちに雨雲がやって来て、ドライ状態の路面を雨で濡らした。

このときのトップがフェラーリのマッサで、残り15周のところで2位のアロンソとは6秒のリードを築いていた。

ところがウェット路面になった瞬間、アロンソがあっという間にマッサに追い付き、ウェットタイヤに交換した残り8周からはテール・ツゥ、サイド・バイ状態が続き、残り5周のところで大逆転!

まさか、まさかの逆転勝利でアロンソ今季3勝目!大きな大きな1勝となった。

歓喜のアロンソに対して、ポイントリーダーのハミルトンにとっては試練のグランプリになった。

予選Q3ではタイヤバーストで大クラッシュを演じ、病院送りに…。
奇跡的に無傷で決勝へ出場し、奇跡的にスタートで4位に浮上するが、BMW勢に接触されて後退する。
その後1コーナーのマシンの墓場へスピンアウト。
一か八かのタイヤ選択も裏目に出てしまい、初の周回遅れでノーポイント・フィニッシュ。

今回は勝負運に見離されたハミルトンだったけど、山あり谷ありがF1ファンを一喜一憂させるのだ!
アロンソの明、ハミルトンの暗こそF1の表裏一体の面白さではないか!

明日は明日の風が吹く。
ハミルトンにもまだまだ風は吹くさ!

ヨーロッパGP結果
1アロンソ(マクラーレン)68
2マッサ(フェラーリ)59
3ウェーバー(レッドブル)8
4ブルツ(ウィリアムズ)13
5クルザード(レッドブル)8
6ハイドフェルド(BMW)36
7クビツァ(BMW)24
8コバライネン(ルノー)15

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2007年7月20日 (金)

アントワネット生誕250 年作品

ソフィア・コッポラ監督作品の映画『マリー・アントワネット』をDVDで見た。

マリー・アントワネットはオーストリア王族の娘として生まれ、フランスとの同盟関係を継続するためにルイ・オーギュストと結婚する。

この映画はマリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿へ嫁ぐシーンから始まるんだけど、
全体的に歴史映画のような重厚な作風ではなくて、現代版セレブ王妃のゴージャスな日常がそのまま描かれている感じの映画だ。

マリー・アントワネットを天真爛漫なかわいらしい女性として描いているところもこの作品の魅力。

序盤では、ヴェルサイユ宮殿内での規律や序列を面白ろおかしく描いている反面、風紀のみだれや女性どうしの陰口には笑える。

途中、ルイ16世とは真逆なタイプのフェンゼンという男が登場してきて、この男がハンサムで、戦いを知ってる男で、遊び心のある男で、性欲が強い男で、チョイ悪で…、こんな男にマリーが惹かれていく様子を描くあたりは、さすが女性監督といったところ。
女性なら共感できるんだろうなぁ!

オイラみたいな男目線から見ると、
『ルイ16世よ、男をみせろ!朝まで遊びほうけろ!』って叫びたくなる。
ちょっと設定が子供っぽすぎるかも…。食事のシーンは子供そのものだしね。

物語が後半へ進んでいくと、
マリーの顔が天真爛漫な少女の顔から女の顔、母親の顔、王妃の顔になっていくあたりはミドコロ!

2時間、飽きることなく見ることができる作品でした。

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2007年7月19日 (木)

実刑判決!と豚まん捏造?

『懲役2年の実刑判決』

ニッポン放送株をめぐるインサイダー疑惑で公判中だった村上世彰被告に実刑判決が下された。

この裁判の争点は、ライブドアがニッポン放送株を大量に買い集めるというインサイダー情報を村上被告がいつの時点で知ったのか、というところ。

東京地裁は、04年11月にライブドア幹部らとの会議の席で『3分の1以上を買い集める』ことを堀江・宮内両被告から伝達されていたと判断した。

村上被告は即日控訴し、7億円の保釈保証金の差額を小切手で支払い保釈された。

オイラが思ったのは、またもや実刑判決が出たのか!?ということ。

この事件の共犯関係にある堀江被告も3月に有価証券報告書虚偽記載罪で2年6月の実刑判決を受けていて、

これに関してオイラなりの解釈は、“粉飾”という行為は企業を存続させるための苦し紛れに行なう最後の過ちであるはずなのに、堀江被告は経営の次の一手として積極的に粉飾を行なったという点でカネボウなどの粉飾事件よりも悪質だと裁判所が判断したからだと思っている。

そして今回のインサイダー実刑判決に関しては、村上被告が逮捕直前に東証で行なった『聞いちゃった!』会見と公判での全面無罪の主張が180度作為的に食い違っていることで、裁判所が村上という人物を信用に値しないと判断したのがひとつ、そしてなによりも村上被告がライブドアを利用してファンドの自己利益のみを追求したことが悪質極まりないと判断したのが実刑判決の理由なのだろう。
裁判長も積極的に『言わせた』と認定しているようだし、追徴金が11億4900万円もの過去最高額となったのもその悪質性を断罪した表れか。

株主利益の追求に関しても裁判所は手厳しくなっていて、先のブルドックの買収防衛策の発動差止めに対して裁判所は『ステークホルダーの利益も守られるべき』と言って株主利益のみを追求したスティール・パートナーズを『乱用的買収者』と判断している。

そういった意味で、今回の実刑判決は見せしめ的な判決ではなく、積極的な手法による経済犯には実刑で希むという裁判所の姿勢なのだとオイラは思っている。

『やらせ報道?』

世界を震撼させた“段ボール肉まん”報道を中国政府が捏造だったと発表して、北京テレビは正式に謝罪した。

オイラは、ホントにヤラセなの?って疑っている。

あの映像がヤラセ捏造であったとしても、事実に基づいた内容のヤラセ映像を作ってしまったとも考えられるし、政府が国営放送に圧力を加えたとも考えられるし、
中国政府のこの発表も信じられない感じ。

すぐに死刑を執行してしまう政府だもん。
つい先日も、1億円の賄賂を業者からもらっていた元・国家食品薬品監督管理局長の職に就いてた人物を死刑判決からわずか40日で刑を執行してしまう恐ろしさ。

死人に口なし、とはこのことなのだろうか。

まさに北京オリンピックのためなら手段は選ばない…。

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2007年7月16日 (月)

極私的7月16日と新潟沖地震!

今日の10時13分頃、新潟県中越地方で震度6強の地震があった。
午後になっても強い余震が続いているようでライフラインの復旧も遅れているようだ。

救命作業は深夜になっても行われている。

こういった地震が日本列島のどこかで起きるたびにオイラが思うのは、いつ起こってもおかしくない関東大震災のエネルギーが被災地の新潟のほうで分散されているのかなぁ…と。

都心とは断層が違うのかもしれないけど、地震みたいな災害はいつも地方で起きて地方に住む方々が被災者になってしまう。
そんな感じがする。

オイラはこの時間、相模湖に向かって中央自動車道を走っていて地震のことはまったく知らずに、お昼過ぎにR25モバイルを見て驚いてしまった。

だって『速報・新潟で震度6強、原発で火災か』だもん…。

この見出し記事にはホントに驚いた!
あいにく原発の変圧設備からの火災だったみたいで大事には至らなかったみたいだけど、なかなか原発の火災に関する続報がなかったのでチョット恐かった。

原発の耐震構造も心配…。

そんな記事を書いてる今、横揺れの地震を感じている。
報道によれば京都府沖が震源地のようだ。中越沖との関連があるのだろうか。

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2007年7月14日 (土)

極私的7月14日(土)

今日は3連休の初日。

オイラは恵比寿でセカンドビジネスを終えて、午前6時半に家に帰宅。

朝から空はドンヨリとした雲に覆われている。
今日から3連休だというのに台風4号が日本列島に猛威を奮おうとしているのだ。

すでに沖縄のライフラインをめちゃくちゃにした大型台風は昼過ぎには九州に上陸、予報では明日の午後には関東圏の真上を通過するとのこと。

待ちに待った3連休の用事も台風の接近とともに吹っ飛びそうだ…。

予定では、夕方から仲間内で相模湖のほうへドライブに行く予定だったんだけど、予定変更も視野に入れたほうがよさそう。

とりあえず寝る。

起きたのは昼過ぎ。
窓を開けて外を見ると、かなり激しく雨が降っている。伊豆のほうでは大雨洪水波浪警報まで出ているようだ。

もうこうなると今日の予定はキャンセルしたほうがいい。

そうと決まるや、台風がやって来る前に食料品の買い出しとDVDをレンタルしてきた。

借りてきたのは3本で、『ラッキーナンバー7』と『犬神家の一族』、そして『ゾディアック』。

『ゾディアック』は今公開されているデビッド・フィンチャー監督のゾディアックじゃなくて、昨年アメリカで公開されたアレクサンダー・バークレーという監督のゾディアック。

D・フィンチャー監督のゾディアックは風刺漫画家にスポットが当てられていて、バークレー監督のほうは新聞記者にスポットが当てられている。
どちらもゾディアックを追い過ぎるあまり、家族の絆を滅ぼしてしまうという点は同じ。

ただオイラにとっては、はるかにバークレー監督のゾディアックのほうが楽しめた。

D・フィンチャー監督のゾディアックがダメなのは、ときたま映像がドキュメンタリータッチの映像になっていて緊張感を創りだそうとしてるんだけど、逆に映像に動きがなくて単調すぎるように思えるし、未解決事件なんだから最後にゾディアックの顔を見せちゃダメだと思う。
それに、あの内容で2時間37分の上映時間はキツイ。

対して、バークレー監督は最後までゾディアック役を隠して、『映画の主役は誰になるのか?』というゾディアックの犯行声明文に従わなかった。
ここが気に入った!
90分のコンパクトさも良い。

この2本を見比べてみるとおもしろいかも。

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2007年7月12日 (木)

段ボール肉まん!?

『段ボール紙6割、肉4割!?』

この配合比率は中国・北京の露店などで売られていた豚肉まんの具の中身だ!

なんと、古い段ボール紙を劇物とされている液で煮込んで、それを細かく切り刻んだあとに肉と混ぜて作っていたそうなのだ。

これにはミートホープの社長もびっくり!?

まぁ、日本に輸入されてこなければ、それでいいのだが…。

でも、そうも言ってられないのが日本の食品事情のようで、日本は中国産食料品への依存度が大きい。

特に今、問題になっているのが、うなぎの蒲焼き。

日本に出回っている多くのうなぎの蒲焼きは、ヨーロッパで捕れたうなぎの稚魚を中国で養殖・加工されて日本に輸入されている。

そのうなぎの蒲焼きに安全性の問題があったようで中国検疫検査局が日本向け輸出業者のうち11社に輸出禁止の処分を発したのだ。

今、中国政府は食の信頼回復に躍起になっている。 これはオリンピック向けに“食の安全宣言”を発表したからなのだが、食品業者を厳しく取り締まれば取り締まるほど不正が発覚してしまう。

残農薬野菜やら偽ミネラルウォーターやら雑菌混入食品やら、非衛生や違法操業している食品工場は後断たず。

もっともショッキングなのが、中国政府が、食品会社や製薬会社から約1億円の賄賂を受け取っていた元・国家食品薬品監督管理局長の職に就いていた人物を1審死刑判決からわずか40日で刑の執行してしまったのだ。

かなり見せしめ的な死刑の執行ではあるが、それもこれも食の安全を世界にアピールしたいからなのだろう。

ということは、オリンピックがなければ有毒食品業者が野放しのままだったってことか…。

人のふり見て我ふり直せ。
ここまでヒドイ状態でないことを願うのみ。

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2007年7月10日 (火)

ライコネン、ステルス戦を制す!

イギリスGPにタイムレースの妙技をみた!

こういったレースには賛否両論がある。
確かに、コース上でのバトルがないのに順位が入れ替わってしまうのだから自動車レースとしてのインパクトは弱い。 このグランプリで優勝したライコネンは1台もライバルをオーバーテークしてないのだ。

それなのにライバル達は完敗を認めざるを得ないレース展開だった。

なぜなら、お互いがお互いの姿を目視できない状態のなか、見えない相手に対してコンマ何秒の攻めぎあいを繰り広げていたからだ。

その証拠に、優勝したライコネンをみると、
PPのハミルトンが1回目のピットストップに入った17周目に自己ベストのタイムをたたきだし、
第2スティントの終盤では、それまでレースをリードしていたアロンソが2回目のストップに入った40周目前後のラップタイムがアロンソの自己ベストを上回るハイペースの速さでタイムを刻み、重くなったアロンソのマシンとのラップタイムの差は歴然としたものだった。

敗れたアロンソだってタイム差の妙技を最大限に利用した。

まず1回目のストップをハミルトン、ライコネンよりも約2秒はやいショートストップで出ていって、コースへはトップで復帰する。
しかもタンクは軽い、タイヤはミディアム、自己ベストも2回目のストップ直前にたたきだす猛プッシュ。

まさに完璧!
アロンソが勝つためにはこれ以外の作戦はなかったはず。

ただ、ライコネンに対するセーフティーリードを築けなかっただけなのだ。

それだけライコネンが見えないステルスマシンに対してハイペースで走り、そして自分の姿を相手に見せたときには勝負はすでに決している。

それが現代F1のステルス戦なのだ。

ドッグファイトもF1の魅力だし、最先端のステルス戦もF1の醍醐味なのだ!

イギリスGP結果
1ライコネン(フェラーリ)52
2アロンソ(マクラーレン)58
3ハミルトン(マクラーレン)70
4クビツァ(BMW)22
5マッサ(フェラーリ)51
6ハイドフェルド(BMW)33
7コバライネン(ルノー)14
8フィジケラ(ルノー)17

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2007年7月 9日 (月)

極私的7月8日(日)

そろそろ運転免許証の更新手続きを済ませておかないとオイラの免許証が失効してしまいそうだ…。

更新しに行くのがめんどくさくて知らんぷりしてたけど、そうも言ってられなくなってきた。

更新手続きは誕生日の前後1ヵ月以内にしないと失効してしまうのに、オイラの誕生日はとっくに過ぎてしまっているのだ。

しょうがないか…、今日は仕事も休みだし、手続きに行ってこようっと。

というわけで、家を11時半に出て免許センターへ。
千葉県の運転免許センターは海浜幕張にあるので、午後の受付け開始の13時には余裕で間に合う。

ただ…、到着してみると、案の定、免許センターは混雑している。 やっぱ平日に来れない人って多いのね。
視力検査の列には20分ほど並ばされる。

視力検査って確か裸眼で0.7 以上だっけ?

オイラ、自信ないんだよねぇ…

会社の健康診断で計ったときには、左右どちらかが0.7なかったように思う。
だから視力検査はいつもドキドキ。

なんかのテレビで見たんだけど、
オイラみたいに視力に不安がある人はブルーベリーを食べると良いんだって!
ブルーベリーには視力を一時的に回復させる効果があるそうなのだ。

だから今朝はブルーベリーヨーグルトをガッポリ食べてきました。
おかげ様で視力検査はパスでした!

あとは60分の一般講習を受けたら晴れて更新完了。

14時55分、免許センターを出る。

もう今日はやることがないので、どこかで映画『ゾディアック』を観ることにした。

携帯で検索してみると、TOHOシネマズららぽーと船橋で16時20分からの回があったので、さっそく船橋へむかった。

デビッド・フィンチャー監督は、『セブン』や『ファイト・クラブ』などを製作した監督なので、オイラは『ゾディアック』にも期待していたんだけど、

オイラにはあわなかった…。

1時間過ぎたあたりから、かなり眠たくなってウトウトしてしまう。

未解決事件なのは最初からわかっているんだし、ゾディアック事件を扱った映画も多々あるんだし、あまり細々と犯人を追っても面白くないと思うなぁ…。

だいたい、2時間37分まで延ばす内容じゃない。

映画なんだから、もっと脚色して暗号を謎説いたりしてもいいのでは!?

あと、長い月日の時間経過もよく把握できなかった。

あーあ、このモヤモヤ感ははやく忘れて、また1週間がんばろっと。

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2007年7月 7日 (土)

今週の政治経済ニュースについて

今日は7月7日、ポニーテールの日らしい。
日本ポニーテール協会が定めている。

いったいこの協会はどんな活動をしてるんですかねぇ!?
ポニーテールの普及活動とかしてるんですかねぇ!?
非常に気になります!

オイラ、ポニーテール大好きです。

さてと、今週で通常国会も終わり、いよいよ参院選に突入する。

政界も慌ただしく動きだし、まず、郵政選挙で自民党から追い出された荒井議員が『新党日本』からの離脱を表明した。
民主党会派の参院議員も離脱を表明している。

『国民新党』もどちらにつくのかがいまだに不透明なので、まだまだ先が読めそうにない。

そして今日、またまた閣僚に疑惑が発覚してしまう。

自殺した松岡大臣の後任に就いた赤城農水相の政治団体が架空の事務所経費を計上しているという疑惑だ。

いったいどうなることやら…。

年金問題に関しても、今週、中央第三者委員会が救済策の方向性を示した。

社会保険庁に記録が残ってなく、領収書などの証明書類がなくても、

“払った”という主張が

『不合理でない』『一応確からしい』

と認定できるような痕跡があれば、積極的に給付を認めていく。

詳細に関してはネガティブケースも含めて議論を積み重ねていくようだ。

経済的なニュースでは、米系投資ファンドのスティール・パートナーズ関連が気になるところ。

スティールの敵対的TOBに対して、ブルドックが日本初の買収防衛策の発動へ動く。

先のブルドックの株主総会で新株を発行できる買収防衛策が決議され、発動されればスティールの持ち株が3%台まで低下してしまう。
スティール側は防衛策の差し止めを東京高裁に抗告中。

またスティールは、天龍製鋸に対するTOBが不成立となり買収に失敗している。

全株取得を目指したが、応募が2.69%にとどまった。

日本ではファンドへの風当たりが強いようだ。

世界的には、ヒルトンホテルズが米投資会社ブラックストーンに日本円で約3兆2千億円で買収されることが発表された。

そんな1週間でした。

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2007年7月 3日 (火)

久間防衛相の辞任について

『原爆しょうがない』発言で批判の的にさらされた久間防衛相が辞任を表明し、首相がそれを了承した。

後任には国家安全保障首相補佐官の小池百合子氏が就任する。

またか…、いい加減に大臣の不適切発言は自重してもらいたいものだ。 特に久間防衛相は米国のイラク開戦を『間違っている』と今になって批判して、米国まで行って謝罪した。

もちろんイラク攻撃は誰もが判断を誤ったと思っている。
でもその事を防衛大臣が軽々しく言うことではない。

そして今回の『原爆しょうがない』発言で被爆者の想いを逆撫でするようなことをつい言ってしまう愚かさ。

確かに、原爆投下が日本を降伏へと導き終戦した。

降伏が遅れれば、ソ連の参戦によって北海道が占領されていた可能性がある、という歴史認識もあるのかもしれない。

だからといって、原爆投下が“しょうがなかった”とはならないはずだし、長崎への2発目の投下はどんな理由にせよ肯定できるものではない!

長崎への攻撃も終戦を早める為だったという言い分は攻撃したアメリカ側のものであって、ソ連を牽制するため、兵器を使いたいが為の攻撃だったと政府は抗議すべき立場にある。

でも政府はそのことには触れずに、黙って米国の核の傘に入ってきた、という論調もある。

ホントに日本は黙っていたのか?

オイラはそうは思わない。
唯一の被爆国として、核兵器の悲惨さとその廃絶を国連でも被爆地でも毎年のように世界にむけて訴えているように思う。

それなのに“しょうがない”とは何事か!と罷免を求められるのも当たり前。

あと、核保有論だけど、
抑止力としての核保有が機能していた時代は確かにあった。
日本も傘に守られてきた。 それは認めるところ。

でも、ここ十数年で核を保有した国をみると、抑止力や安全利用を口実に、“国際的な発言力を強く持ちたい”という一心で核実験を強行していたようにみえるのだ。

核兵器なんて人類にとって何ひとつ良いことないし、
それに日本には被爆国として発言力は十分にある。

諸外国がどういった事情で核を保有し、国際法をどう解釈していようとオイラはどうこう言うつもりはないけど、日本の政治家が核保有論をあたかも現実的な議論みたいにしゃべっているのを見てると、オイラにはカッコ悪くしか見えないのだ。

まぁ、それはいいとして、
久間大臣の辞任を1番驚いているのは民主党かもね。
それに小池さんを起用する安倍首相のしたたかさもクリーンヒットしている!

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2007年7月 2日 (月)

跳ね馬の逆襲、ついに始まる!

フランス・マニクールに跳ね馬が舞った!

モナコ、北米2連戦の失速がまるで嘘だったかのようにフェラーリの2台が独走した。

ライコネンは開幕戦以来の優勝を飾り、マッサは優勝を逃してしまった格好だけど2位でゴールしたので、フェラーリにとっては念願のワン・ツーゴールを達成し、跳ね馬が復活のノロシをあげた。

対するマクラーレンはというと、
スタートでライコネンにパスされたハミルトンのマシンはフェラーリ勢に追い付こうとするスピード感やマシンの躍動感がまったく感じられなかったし、

アロンソのマシンは金曜日のフリー走行のときからトラブルが出ていて、
予選ではQ3をまったく走れず…。
決勝ではBMWのハイドフェルドに25周ちかくにわたって引っ掛かってしまう。明らかにBMWよりも速くてもパスできないジレンマにますます焦る。
ゴルフストレートで横に並びストレートエンドでスピードオーバー、アデレードヘアピンで膨らんでコース取りで逆転される。
その繰り返し。

結局、アロンソは7位フィニッシュがやっとだった。

このグランプリで興味深かったのが、フェラーリとマクラーレンの戦略の違い。

タイヤがワンメークになってからは作戦の違いがあまり見られなかったのが、このグランプリではフェラーリ勢が2回ストップ作戦で、マクラーレンのハミルトンが3回ストップ作戦。

ハミルトンは70周を4分割に刻んだわけだがラップタイムでフェラーリにはかなわなかった。

欧州ラウンド第1戦、マクラーレンの惨敗と言ってもよさそうだ。

こうなると、フェラーリにもチーム内バトルが始まりそう。
優勝したライコネンが42ポイントで、マッサが47ポイント。
たった5ポイントの差。

マッサとアロンソの差が3ポイントのみ。

次回のシルバーストンが楽しみだ!

フランスGP結果
1ライコネン(フェラーリ)42
2マッサ(フェラーリ)47
3ハミルトン(マクラレーン)64
4クビツァ(BMW)17
5ハイドフェルド(BMW)30
6フィジケラ(ルノー)16
7アロンソ(マクラーレン)50
8バトン(ホンダ)1

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極私的7月1日と武藤敬司の敗北

極私的7月1日と武藤敬司の敗北
早いもので2007年も半分が終わってしまった。

そんな7月の最初の日、オイラは全日本プロレスを観戦しに横浜文化体育館へ行ってきた。

王者・鈴木みのるに満を持して武藤敬司が挑戦する三冠ヘビー級選手権がこの日のメインイベントで、この試合は絶対見逃せない!

興行は16時に開始される。

その前に見たい映画がある。
ブルース・ウィリス主演の『ダイ・ハード4.0』だ!

そのため、家を10時半に出る。

川崎のTOHOシネマズへ行くと、チケット売場にものすごい長蛇の列が!

なぜ?
映画の日と日曜日が重なっているから?

あいにくチケットはモバチケで買っていたので列には並ばずに済んだけど、スクリーン内は満席だった…。

でも、その窮屈さを忘れるぐらい『ダイ・ハード4.0』は面白かった!

別にストーリーはそれほど真新しいものではないんだけど、ド迫力のアクションシーンの連続で、驚きを通り越して思わず笑ってしまうほどの凄さ。
特に大型トレーラーと戦闘機の戦いは理屈抜きに見入ってしまう。

さすが“不死身の男”、ジョン・マクレーンって感じ。

あっ!という間の2時間が過ぎ、京浜東北線に乗って関内駅へ。
横浜文体は関内駅から徒歩5分のところにある。

15時40分に到着すると、ロビーは人集りで自由に歩けないほど大混雑していた。 メインが始まる前までには、ほぼ満員状態。

そりゃそうだ!
だって、現三冠王者はUの遺伝子をもつパンクラスの鈴木みのるで、数々の全日からの刺客をなぎ倒して残るは武藤敬司しかいないんだもん。

その武藤敬司も…、敗れてしまった…。
しかも、Uを代表するような技であるヒールホールドで完全に足を壊されるという屈辱を味わってしまう。

もうガッカリ…。
すごい試合だったけど、オイラはこの結果をしばらく受け入れられそうにない。

イスから立ち上がることもできずにしばらく呆然としてしまったほど。 すると、なんかオイラの膝も痛みだし、友人の肩を借りて横浜文体を足をひきずりながら退場した。

時刻は19時05分。
横浜スタジアムからすぐのところにある手羽先のおいしい店『鳥良』で残念会を開くことにした。

まずは手羽先の唐揚げ(中辛)と生ビールを注文してカンパーイ!

でもこのときの乾杯ビールはいつも以上に苦かった…。

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2007年7月 1日 (日)

三冠ベルトよ、どこへゆく…。

三冠ベルトよ、どこへゆく…。
全日『プロレス LOVE in ヨコハマ』観戦記

武藤敬司 vs Uの遺伝子が12年の歳月を経て再び激突する。

《三冠ヘビー級選手権》
鈴木みのる vs 武藤敬司

18時15分、青コーナーの花道から真っ白のガウンを羽織った武藤敬司が姿を現わす! まるで鳥がはばたくかのようにリングイン。

次に『風になれ』の入場曲とともに鈴木みのるが現われると会場にどよめきが起きる!

なんと、真っ白のパンツに真っ白のタオルを頭にかぶり、まるでパンクラス旗揚げ当時の鈴木みのるを思い出す!

しかも、頭にかぶったタオルを投げ捨てると、真っ白の髪に真っ白の眉毛!?
不気味そのもの。

試合は静かに始まる。
お互いが牽制し合いながらグラウンドの攻防へ。

鈴木がすばしっこく動いて腕を捕りにいくと、武藤は体重を利用して鈴木を押しつぶしてレッグロックを狙う。

5分経過。試合が除々に動き始める。

最初に動いたのは鈴木のほうで、武藤を場外へ落として鉄柵に投げ付ける。
ダメージを受けながらもリングへ戻ろうとした武藤にタランチュラ!

これを耐え抜いた武藤はエプロンからの危険なドラゴンスクリューで反撃開始へ!

ここからは怒濤の足殺しのオンパレードが始まる。
低空ドロップキックの連打、ドラゴンスクリュー、足4の字のフルコースで鈴木を苦しめると、立てなくなった鈴木にめがけてシャイニングウィザードへ…、不発?

ここぞ!とばかりにシャイニングをよけると、ここからはスリーパー地獄へ引きこむ。

15分経過、トップローブへ駆け上がろうとする武藤を捉まえた鈴木は卍固めをコーナー最上段で極めてしまう。

和田レフェリーにブレークを命じられると、今度はリングのド真ん中で卍固め!
鈴木の卍固めは、新日ドーム大会の猪木軍vs新日軍5対5の戦いで大将の永田を失神に追い込んだ必殺技だ!

大ピンチの武藤にさらに追い打ちをかけるようにヒールホールド、そして逆落としが決まってしまう。

武藤の体はみるみる動かなくなってしまう。
そのとき20分経過の場内アナウンスが流れると同時に、失いかけてた意識を取り戻し、チカラをふりしぼってロープブレイク。

ピンチのあとにチャンスあり!

鈴木が掟破りのドラスクの態勢に入ると、飛び上がるようにシャイニングを炸裂させる!
さらにラブポーズのあとにも前から後ろからシャイニングウィザードを連発させてフォールの態勢へ!

カウント2.9!

武藤が舞う、
ムーンサルトプレスだ!

それでもカウント2.9…。
決まらない。

苦し紛れのシャイニングをかわされると、ヒザ十字が待っていた。
ロープはそれほど離れてない。 武藤が手をのばしてロープへ逃げようとしたとき、鈴木が立ち上がって武藤をリングの中央へ引きずって再度ヒールホールドへ!

1分経っても、2分経っても逃げることができない。

すると慌てた和田恭平レフェリーが手を振り回してゴングを要請!

もはや武藤敬司は立ち上がることすら出来なかった。

26分54秒、全日にとって最後の砦だった武藤敬司が敗れ去ってしまった…。

試合後、鈴木『この喧嘩、オレの勝ちだ!』

3本のベルトは戻ってこなかった。

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