悪魔の理髪師と星野道夫写真展 極私的1月27日(日)
1月27日(日)
今週は世界連鎖株安にゆれた1週間でしたけど、オイラ的に気になったニュースといえば年金特別便問題ですかね。
21日付(月)の朝日新聞の1面によると、『ねんきん特別便』を受け取って社会保険事務所に訪れた人に対する窓口の対応に『裏マニュアル』なるモノが存在していて、その非公表のマニュアルには、記録が漏れている期間や会社名などの年金回復につながるヒントやキーワードを教えることを一切禁止していたという。
その理由を社保庁は『成りすまし防止』の為だと説明した。いまだに窓口に訪れた人を性悪説として対応するの?
ホント、呆れてしまう話だよね…。
しかも、この特別便は当初から不親切さが指摘されていたわけだけど、案の定その特別便の効果の薄さが実証された。
特別便を送付した48万人のうち返信が帰ってきたのが16万人、そのうち“記録の訂正なし”で返答した14万人を対象に記録もれ如何のサンプル調査をしたところ、連絡がとれた人の約4割に記録漏れが発見されたのだ。
舛添大臣は特別便の再送付を決めたけど、2億円の費用が余計にかかってしまうそうだ…。最初から理解しやすい特別便を作っていればよかったのにね。
さてと、今日は午後から映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を観てきました!
主演ジョニー・デップ、監督ティム・バートンの話題作。
オイラの感想はというと、別にR指定にしなくてもいいじゃん!である。
カミソリで首をかっ斬って、人肉はミートパイの具材になるわけだけど、そのミートパイにする過程の描写はこれといってないわけだしね。
ただ、あれだけ真っ赤な血が強調されていれば、生理的にダメな人もいるかもね。
オイラは2時間の上映時間まったく飽きることなく楽しめた映画でした。ミュージカルという部分では抵抗があったのですけど、すぐにそんな抵抗はなくなって映画の世界に没頭して観ていたかな。
映画を観た後、TOHOシネマズ市川に隣接しているコルトンプラザで開催されている『星野道夫展 in コルトンプラザ』という写真展をみつけてしまった。
星野道夫さんは、アラスカの風景や野性動物の魅力をカメラにおさめる写真家で、96年に滞在していたカムチャッカ半島クリル湖畔でヒグマに襲われて急逝。
オイラは星野さんの生前のときのテレビ番組や追悼番組を見ていたので、星野さんの生き様はよく知っていたのですけど、オイラと同じ市川市出身とまでは知りませんでした! しかも、オイラと同じ八幡出身で小学校も同じ平田小学校だとは…。
今、市川のいたるところで星野道夫さんの写真展が開催されていて、オイラは市川市文化会館で開催されている星野道夫写真展『星のような物語』を観てきました!
入場料700円を払って入口をくぐると、まず目に入ってくるのが、こちらを見ている真っ白なゴマアザラシのかわいい写真だ!
この写真をよく見ると、アザラシの真っ黒な眼球にカメラのフラッシュが映っている。
おそらく、星野さんがアザラシに『写真、撮るね!』って話かけて、アザラシが『いいよ!』って信頼し合った瞬間の写真なんだろうなぁ…って想像できる一枚の写真。
もちろん被写体は野性動物なので、白クマや大ワシやフクロウは警戒感の眼差しでカメラを見ている。
それでも数ある白クマの写真の中には、だらしないオッサンがお腹を出して昼寝しているような無防備な白クマの写真があったりもする。
アラスカの風景の写真も凄くて、マグマのように燃え盛る夕焼け空や、星野さんのテントの上にひろがる真っ赤なオーロラの写真、まさに自然の一瞬がそこにはあるのだ!
『自然は強くて、脆い』
『自然での終わりはいつもなにかの始まりである』
『人間と野性動物の間には暗闇があるけど、白クマの領域に入りたい』
これは星野さんの言葉だ!
何年か前に見た追悼番組で亡くなる何日か前の星野さんがテレビカメラにむかって『ヒグマに襲われるのは恐くない!』と言っていたのを思い出した。
星野さんは野生動物との間にある暗闇を見てしまったのかなぁ…。
ロビーには星野さんへのメッセージがたくさん贈られてました!
星野道夫ホームページhttp://www.michio-hoshino.com/
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