F1開幕!今季の主役は誰なのか?
『今季のF1はどんなドラマが待っているのだろう』
早いものでキミ・ライコネンによる衝撃的大逆転Vから5ヵ月が経ち、F1新シーズンが始まった!
思い起こせば、2007年は間違いなくルイス・ハミルトンが主役だった。
開幕から9連続でポディウムに立ち、そのうち2戦がポール・トゥ・ウイン。ドライバーズ・ランキング1位をキープし続けた。
日本GPでは荒れた大雨レースを制してタイトル獲得に王手をかけながら、ラスト2戦、ピットイン・ミスと突然のマシントラブルという、目を疑ってしまうようなハプニングでタイトルを逃してしまった。
チームメイトで2年連続ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソとはシーズン中盤に確執を生み、それがレース以上に話題にもなった。
マクラーレンのスパイ問題では、その真相を知るひとりとしてFIAから取り調べを受け、マスコミからも注目を浴びた。
そんなことがあって2008年、マクラーレンを去ったアロンソにかわってNo.1ドライバーとして今季開幕戦オーストラリアGPをむかえ、
見事にポールポジションを獲得!
今季もこの男、ルイス・ハミルトンがF1サーカスを牽引しそうだ!
レギュレーションに関しては、今季からトラクション・コントロール・システムが禁止された。タイヤの空転を防止する電子制御装置がなくなるのだ!
コーナー入口のブレーキング時とコーナー出口の加速時に、F1マシンは今まで以上に不安定な状態になる。それをコントロールできるドライバーが予選で上位をキープし、決勝でポイントを獲得できる。
つまり、マシンそのものの強さに頼る時代は終焉しつつあり、暴れるマシンをコントロールできるドライビング・テクニックがチーム力を引き上げる。
これからはドライバーの時代なのだ!
そのドライバーの中で注目されるのは、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴だろう。あの名門チームの正ドライバーに日本人が抜擢されたのだ!
とはいえ、リ・アクティブ時代の強さは今はない。それでも入賞圏内を狙えるマシン力は十分にある。フランク・ウィリアムズも一貴の才能を認識しているようだし、一貴の活躍は今シーズンの楽しみのひとつでもある。
その中嶋一貴は予選14位を獲得した!
心配なのは、資金力が乏しいスーパーアグリかな…。
思い起こせば1年前の開幕戦では、佐藤琢磨がQ3へ進出するというサプライズ! カナダGPでは王者アロンソをスリップストリームから豪快にオーバーテークするという快挙を成し遂げたマシンだ。
それが1年経ってみると、資金難でチームの存続さえ危うい状況とは悲しい限り。インドの財閥に買収されるという噂があったほど。開幕直前になって英企業の資金援助を受けてのシーズン突入が決定した。しかし、ほとんどテストが出来ずに開幕を迎えてしまった…。
その苦戦覚悟のスーパーアグリ勢は、
佐藤琢磨が予選20位
デビットソンが予選22位
がんばれ、スーパーアグリ!
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