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2008年3月29日 (土)

あと3日、ガソリン暫定税率期限切れ問題について

『殿のご乱心?それとも歴史的な決断?』

ガソリン税を含む自動車関係の暫定税率があと3日をもって期限切れとなる。30年以上続いてきた“暫定”に終止符がうたれるのだ!

期限切れ間際になって福田首相が譲歩案を発表した。これがかなり踏み込んだ内容となっていた為に、驚いたのは自民党の道路族と冬柴国交相だという。つまり、福田首相は独断でタイムリミットの短い時限爆弾を放り込んでしまったようなのだ。この首相提案は自民党をぶっ壊しにかかったとも思えるし、延命の為の唯一の手段だったとも判断できそうだ。

オイラは福田首相の譲歩案をかなり評価しているのだけど、ただ、これは切羽詰まらないと何も行動を起こせない今の政治体質を如実にあらわした、その場しのぎの行動だったとも受け取れる。時すでに遅しだ。民主党だって首を縦に振るわけがなく、もはやタイムアップなのだ!

気になるのはガソリン価格だけど、ガソリン税は蔵出し税なので4月1日からすぐに安くなることはないそうだけど、ガソリンスタンドの販売戦争によっては暫定税率分25円の範囲内で売価が下がることが予想される。

あと3日、ついに民主党があれほど騒いだガソリン値下げ隊の活動が実を結ぶことになり、ガソリン国会と名をうったように事実上の減税に成功するのだ!

では今現在、ガソリン1リットルあたり税金がどれほどかかっているのか?

民主党の公報誌によると、
1リットル150円で計算すると、ガソリン税が53.8円(うち暫定税率分が25.1円)、石油石炭税が2.04円、消費税が7.14円。税金の合計が62.98円。うちガソリン税の53.8円がすべて道路特定財源となっている。

自動車関係で暫定税率が廃止されると、自動車取得税が2%下がり、自動車重量税が1トンあたり7500円下がる計算になるそうだ。

数字をみればわかるとおり、本則の倍ちかい税を要求しているのが暫定税率なわけだけど、これがなくなれば自動車ユーザーにとっても家計的にも大歓迎!

でも、これが本当の民意なのか?

オイラは以前にこのブログで“税体系の改革に先行して暫定税率だけを廃止しようとするのは無責任だ”といったニュアンスで記事を書いた。今でも心の奥ではそう思っている。

それに暫定税率が廃止されれば、ガソリン上乗せ分と引き替えに地方へ交付する地方道路税も減少する。これは地方の道路整備が遅れることを意味し、国民にとっては大きなデメリットでもある。まして2.6兆円の歳入欠陥は大きすぎやしないか。

でもオイラは方向転換する。
朝日新聞は社説で『歴史的決断』と書きたて、東京新聞も社説で『自民案みなし否決を行使してでも年度内に暫定継続を』といった論調に、

オイラは反対する!

自民党という政党は、小泉改革を骨抜きにし、閣議での決まりごとですら反古にする政党ではないか。何度騙されてきたことか。

今回の福田発言にだって伊吹幹事長は『首相の思いを全力で…』なんて言ってはいるけど、首相が交替すれば今までどうりにと考えていてもおかしくならろう。

一歩前進をめざせ!という論調はまた騙される危険がはらんでいる。このまま民主党が首相譲歩案に譲歩すれば、暫定税率はもちろんのこと自民党政権では一般財源化すら達成できないだろう。

そういう政党なのだ。

二兎追うものは…じゃないけれど、暫定税率の廃止と一般財源化は同時に進めるべきと考える。そして民主党内の良識ある一部の議員たちに道路財源問題を任せてみたい。

脱『政治is道路、道路is政治』からの脱却は自民党には無理だ!

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