アグリがいないグランプリ…
スーパーアグリと佐藤琢磨の姿がイスタンブールのどこにもないなんて、なんとも言えない虚しさを感じてしまうね。
あぁ、本当に撤退してしまったんだなぁ…と、つくづく思う。
こうなると、たった一人の日本人ドライバー、ウィリアムズの中嶋一貴への期待がますます大きくなる。
一貴よ、琢磨にかわって太陽になれ!
そんな日本人の想いを一身に背負った一貴だったけど、決勝は10秒ほどでレースを終えてしまったね…。無論、一貴が悪いわけではない。キングフィッシャー航空が飛んできたのだから仕方がない。後方スタートではよくあることだからね。でも、Q1敗退はいただけないよ。次のモナコでは太陽のように輝いてくれ!
決勝では、ひさびさにシルバーアローのマシンが目をひいた。ハミルトンは奇襲3ストップ作戦、コバライネンはオーバーテークの嵐!
でも、ハミルトンの奇襲3ストップ作戦は、ブリヂストンの浜島さんが強く提案したみたいだね。フジTVの中継でも、浜島さんが、ターン8での右フロント外側にかかるダメージを解説していたし、ましてハミルトンのドライビングスタイルを考慮すると、3ストップでハード選択以外の作戦はなかったみたい。
そんなピンチをチャンスに変えられるのがハミルトンの凄さで、3ストップ作戦にしたことで、ウィークポイントだったターン8をグリップ効かせて誰よりも速く走れたことがフェラーリの一角を崩した勝因だろう。
対して、フェラーリ勢は2ストップで、しかも、ミディアム・ミディアム・ハードを選択できるほど、タイヤにはやさしいマシン&ドライバーであることを証明した。
これもスゴイことだ!
もはやフェラーリを崩すにはエンジンを使わせる以外にはないだろうね。ここ数戦、フェラーリ勢はエンジンに負担をかけないように走れていたけど、ハミルトンが奇襲を仕掛けたことで、マッサもライコネンもプッシュせざるを得ない。こんなときにトラブルって発生するからね!
あと、このグランプリでは、ホンダのルーベンス・バリチェロが257戦出場の最多記録を樹立した!
これは、おめでとうだろう!
16年間もF1マシンに乗り続けたのだからね。唯一、アイルトン・セナを知る人物でもある。悲劇の日の前日には若きバリチェロも大クラッシュを演じた。
そんなバリチェロで思い出すのは、94年の初ポール獲得のときかな。
当時、弱小チームだったジョーダンに所属していたバリチェロにとっては、ポールポジションなんて夢のまた夢。そんなとき、予選の路面コンディションがウェットからドライへと変化し、最後にアタックしたバリチェロだけがドライタイヤで走れてポール・ポジションを獲得できたのだ。
本人は300戦出場を目指すようだけど、そろそろ琢磨にシートを譲ってもいいんじゃないかなぁ…!?
【トルコGP決勝】
優勝マッサ(フェラーリ)28
2位ハミルトン(マクラーレン)28
3位ライコネン(フェラーリ)35
4位クビツァ(BMW)24
5位ハイドフェルト(BMW)20
6位アロンソ(ルノー)9
7位ウェーバー(レッドブル)10
8位ロズベルグ(ウィリアムズ)8
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