執念のトゥルーリ、迷える一貴
残り10周のトゥルーリの走りは最高だったね!
明らかに、後ろから追い上げてくるコバライネンのほうが速かったのに、トゥルーリは冷静に対処し、かつトヨタのポテンシャルを極限まで引きだして、猛追するマクラーレンを抑えきってしまった。これには驚いたね!
インフィールド区間では完璧にインを押さえていたし、ブレーキングのタイミングが難しいアデレードヘアピンでも、ノーミスで乗り切った。サイド・バイ・サイドになっても、コバライネンを弾き飛ばすパワーをもちあわせていた。
まさに執念の表彰台だね!
対して、何をやってもダメだったのが、マクラーレンのルイス・ハミルトンだろう。
グリッドダウン・ペナルティーから始まって、序盤には不可解なドライブスルー・ペナルティーまで科されてしまう。そして何度も何度もアロンソに引っ掛かって、結局ノーポイントでレースを終えた。
なんか今季になって、ハミルトンのレースに対する粗さが目につく。荒々しいなら問題ないけど、今のハミルトンにレースセンスを感じないな…。
唯一のジャパニース、我らの中嶋一貴はというと、
なんか物足りないね。
予選Q1敗退というのは絶対にダメ!
どんな非力なマシンであれ、一発のタイムを叩きだせるのが真のF1ドライバーなのだ。そして、マシンそのものの戦闘力とは別に、マシンの本能を呼び覚ますのが真のF1ドライバーなのだ!
今のF1ドライバーの中で、それができるのはフェルナンド・アロンソ以外にいないだろうね。
もちろん、2連覇王者と新人一貴とを比べるのは酷だけど、もう少し存在感があってもいいはず。
あと、ウィリアムズの戦略なのか、それとも一貴が抱える問題なのか、そのへんがよくわからないけど、
70周のレースを35周目まで第1スティントで引っ張って、残りの35周を2分割するのは何なのか?
うーん、わからない…。
【第8戦フランスGP決勝】
優勝マッサ(フェラーリ)48
2位ライコネン(フェラーリ)43
3位トゥルーリ(トヨタ)18
4位コバライネン(マクラーレン)20
5位クビツァ(BMW)46
6位ウェーバー(レッドブル)18
7位ピケ(ルノー)2
8位アロンソ(ルノー)10
| 固定リンク
「F1 スーパーアグリ応援団」カテゴリの記事
- 琢磨に吉報届かず(2009.02.07)
- ホンダ撤退について(2008.12.07)
- ハミ、ワールドチャンピオン獲得!(2008.11.03)
- 決戦は最終戦へ!(2008.10.21)
- 波乱の富士、アロンソだけが輝いた!(2008.10.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント