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2008年7月25日 (金)

『ねんきん特別便』について⑥

今回は『基礎年金番号』について説明します。

で、その前に、今回は『三共済(JR共済、NTT共済、JT共済)とJA共済の取り扱い』について説明しようと思っていたのですが、ねんきん特別便での取り扱いがかなり複雑になっていまして、きちんと説明するためにも時間をかけて調査をしたいので、次回以降の記事にしたいと思います。

さて、基礎年金番号とは何なのか?ですが、

基礎年金番号制度が導入される平成9年1月以前は、1人の年金加入者が複数(国民年金・厚生年金)の年金手帳をもち複数の年金番号をもっていました。さらに、共済組合の組合員には組合員番号が与えられています。

つまり、年金記録が非常に管理しにくい状態だった為、平成9年1月に公的年金共通の年金番号を1人に1つずつ割り振りました。それが基礎年金番号です。

しかし、その基礎年金番号が後に社会問題を引き起こすことになるのです。

それが宙に浮いた5000万件の年金記録問題です。しかも、基礎年金番号を割り振った平成9年1月の時点で、ある程度こうなることは予想ができていたのです。

というのも、基礎年金番号の割り振りの手法ですが、

H9年1月以降に初めて年金制度に加入した人は、新規に発行された年金手帳の記号番号が基礎年金番号になります。

H9年1月の時点で国民年金の1号と3号に加入していた人は、国民年金手帳の記号番号が基礎年金番号になります。

同様に、H9年1月の時点で厚生年金に加入していた人は、厚生年金手帳の記号番号が基礎年金番号になります。

H9年1月の時点で共済組合の組合員だった人は、新規に基礎年金番号が発行されます。

H9年1月以前に年金資格を喪失していて、H9年1月時点で年金制度に未加入状態、その後に年金制度に再加入した人には、最後に加入していた年金制度の記号番号が基礎年金番号になります。手続き上、新規扱いで年金に加入してしまった人は、新規の手帳番号が基礎年金番号になっています。

つまり、複数の年金手帳をお持ちの人は、基礎年金番号への記録もれという社会問題の渦中に巻き込まれてしまうのです。

例えば、H9年1月の時点で国民年金に加入していた人は厚生年金の記録が基礎年金番号から漏れてしまう可能性が高いのです。逆に、H9年1月の時点で厚生年金に加入していた人は国民年金の記録が基礎年金番号から漏れてしまう可能性が高いのです。

漏れてしまうパターンはいくらでもあります。それらの記録もれを基礎年金番号に統合させようとする作業が『ねんきん特別便』の目的なのです。

次回は、社会保険庁が行なった“名寄せ作業”について解説しようと思います。

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