武藤IWGP、全日リングでV2達成!
『プロレスLOVE in 両国 vol.5』観戦記
IWGPが全日リングで初めて開催された!
王者は全日本プロレス社長・武藤敬司だ。もはや新日本プロレスに主導権はない。
しかし最後のあがきなのか、試合前の光景はまさに新日色!
リングアナもレフェリーも新日から派遣され、テレビ実況は辻ひとなり、解説は山本小鉄と東スポの柴田さん。垂れ幕には『俺たちは強い新日本プロレスが見たい!』と書かれている。
何よりここはG1の聖地、両国国技館だ。2週間前の熱気がまだ残っているのだ!
試合前にはIWGP選手権のファンファーレが鳴らされて、後藤洋央紀のコール時には“挑戦者”とは言わずに『G1クライマックス2008優勝者』とコールされる。対等扱いなのだ。
まさに至宝奪回の意気込みが感じられる。
それでも王者は絶大なカリスマ性をもつ武藤敬司。入場曲『TRANS MAGIC』が流れるだけで武藤ワールドへと引き込まれてしまう。そして華麗にリングイン。
試合は15分頃から急ピッチに動きだした。まずは後藤の必殺・牛殺しが武藤にヒット!
大ダメージを負った武藤に昇天も炸裂…、王者陥落か?
そしてG1決勝で真壁を破った昇天・改へ!
ここで武藤流“屁の突っ張り”なのか、逆に後藤を持ち上げてネックスクリューで形勢逆転!
後頭部からリングに落ちてフラフラになっているのを確認するや、シャイニングウィザードの雨あられ。
リングアナの20分経過のアナウンスと同時に、リングのド真ん中で武藤敬司がラブポーズをしている!
次の瞬間、渾身のシャイニング・ウィザードが炸裂し、間髪入れずにコーナーポストへ!
武藤敬司は観客の歓声とともに満天の月夜を華麗に舞って勝負ありだ!
新日にとっては無常のスリーカウント…。中邑でも後藤でもダメだった。
至宝奪回の次の一手はあるのだろうか…。
【IWGPヘビー級選手権】
○武藤敬司 vs 後藤洋央紀●
ムーンサルトプレスで王者防衛
【三冠ヘビー級選手権】
△諏訪魔 vs 太陽ケア△
60分ドローで王者防衛
[テンコジ vs VBH]
○天山・小島 vs 真壁・TARU●
【世界ジュニアヘビー級選手権】
○土方隆司 vs KAI●
王者防衛
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