ミスの嵐、跳ね馬連覇に警報発令
初のバレンシア市街地サーキット『ヨーロッパGP』は、フェラーリのフェリペ・マッサ圧勝で終わった。
マッサのポールtoウィン&ファステストラップの完全レースだ!
でも、そんな圧勝劇よりも、フェラーリのドタバタ劇だけが印象に残ってしまった感がする。
まずは立て続けに起こった2度のピットミス。
ピット作業を終えたマッサを発進させた直後、ピットレーンを走行していたスーティルとあわやの衝突!
これは後方確認しないマッサにも責任があるし、スーティル通過後に発進させなかったフェラーリにも責任がある。
しかし、ライコネンのピット作業中の人身事故は明らかにピットクルーのミスだ!
フェラーリは今季からロリーポップマンに代えて、独自のピット信号を導入した。ドライバーは作業状況を信号で把握できるシステムになっていて、GOサインも信号で発っせられる。
そのフェラーリの新システムが裏目に出ているようだ。レース後、マッサの危険発進に罰金1万ユーロがフェラーリに課されている。
もっと深刻なのが、フェラーリエンジンの耐久性の低さだ!
前GPではマッサのマシンにエンジンブローが出た。2戦目のエンジンだった。
そして今回は王者ライコネンのマシンにエンジンブロー。こちらも2戦目のエンジンだ。
これはもう設計に落ちがあるとしか言いようがない。開幕戦から白煙を噴いたエンジンなのだ。もはや今季は騙しだましエンジンを使うしかないようだ!
このことはフェラーリのダブルタイトル2連覇に赤信号が灯ったことを意味する。すべてを失う可能性すらある。
歓喜と悲劇が同時に襲う、フェラーリ危うし…。
【第12戦ヨーロッパGP決勝】
優勝マッサ(フェラーリ)64
2位ハミルトン(マクラーレン)70
3位クビツァ(BMW)55
4位コバライネン(マクラーレン)43
5位トゥルーリ(トヨタ)26
6位フェテル(トロロッソ)9
7位グロック(トヨタ)15
8位ロズベルグ(ウィリアムズ)9
| 固定リンク
「F1 スーパーアグリ応援団」カテゴリの記事
- 琢磨に吉報届かず(2009.02.07)
- ホンダ撤退について(2008.12.07)
- ハミ、ワールドチャンピオン獲得!(2008.11.03)
- 決戦は最終戦へ!(2008.10.21)
- 波乱の富士、アロンソだけが輝いた!(2008.10.12)
コメント