麻生新内閣について
『麻生内閣誕生!』
24日、臨時国会が召集されて、
麻生太郎氏が第92代内閣総理大臣に就任した。
気になるのは組閣の顔ぶれですけど、
麻生首相自ら、閣僚名簿と懸案事項を発表した。と同時に、全閣僚にむけて、その場で次のことを指示している。
1. 国民本位の政策
2. 官僚を使いこなせ!
3. 国益が最優先
これを自らの口から発表したのは良い試みだと思う。チカラ強さを感じた。
ただ、今現在、日本はいくつもの問題を抱えている。
1.年金問題
宙に浮いた年金記録に、改ざんされた年金記録。これらは早急に解決しなければならない課題だろう。麻生氏が発表した年金の税方式化にむけても早急に動く必要がある。
2.景気対策
米国を発端とする金融破壊に、物価高騰による景気低迷。外需に依存してきた日本経済も転換が必要な時期をむかえている。
3.食の安全
中国から輸入した毒ギョウザ事件に、事故米転用問題。官業癒着構造はいち早く解体しないと事件は繰り替えされる。
4.農業問題
自給率の低下と、農産物の輸出。農家の補助・救済も必要だが、戦略的に農業経営できる環境づくりは急務だ。
5.対北問題
拉致被害者の全員帰国と、後継問題による暴走の阻止。特に日本は、拉致問題の解決なしに国交も経済援助もできないという立場だ。
6.プライマリーバランスの健全化
膨れ上がる国債総額と、膨れ上がる社会保障費。消費税の引き上げだけでは解決できない日本の財政問題は社会保障費以外からの歳出カットが必然となる。
7.環境問題
今年の夏、なぜか日本には台風が上陸しなかった。反して、ゲリラ豪雨という言葉が日常化するほどの異常な気象にみまわれた。防災対策は緊急懸案となる。
その他にも、少子化問題に、道路財源問題、ワーキングプア対策に、後期高齢者医療制度の廃止…。これらを解決できずに先送りにしてきたツケが麻生内閣にのしかかっている。
閣僚の目玉は、石破茂前防衛相の農水大臣就任だろう!
ここ数年、農水大臣の不祥事が次々に発覚して、まして自殺者まで出している。それほど根が深い既得権があるということ。ここは石破大臣で断ち切ってほしい。
ただし国民が一番に不安に感じているのが、年金と医療だ!
これを舛添大臣1人で担当するのは、まず無理がある。ねんきん特別便もまだ送付し終わっていない。それに加えて、後期高齢者医療制度を廃止しようとする動きもある。舛添大臣が苦しんだ介護問題や介護保険もますます状況を悪くしている。やはり、民主党との対決姿勢をみせる為にも年金担当大臣を置いてほしかった。
あとは、総選挙で民主党に勝てるのかどうかだ。
バカヤローのひとことが開戦のホイッスルとなる!
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コメント
松川さんへ
億マンがおっしゃるとおり、次男に選挙地盤を譲ってしまったのには、ちょっとガッカリしましたね。
国会議員定年制を唱えた本人として、引き際は良かった。
でも、自民党政治をぶっ壊すと言った本人が選挙地盤を世襲にしてしまうのは、信じがたい、古い自民党の手法そのものです。
ただ、小泉さんの遺言“官僚政治からの脱却”“終わりなき構造改革”は、政権がかわっても後戻りできないんじゃないですかね?
まぁ、小泉さんには、お疲れ様って、言ってあげたいですね。
誰からみても、小泉路線の方向性は明確だったし、
小泉ブレーンたちが政策の詳細を国民に説明する。命を張ったブレーンもいましたからね!
ホント、見事でした!
投稿: のぐち | 2008年9月27日 (土) 22時12分
のぐちさんへ
小泉さん辞めちゃいましたね。改革はどうなるんですか?
自民党は旧体制へと戻るんですね。
中川氏小池氏もしばらくおとなしくしてるでしょう、シンボルが
いなくなったのは痛いね。
けど、地盤の継承者が次男とは、ちょっとガッカリですね。
投稿: 松川広実 | 2008年9月26日 (金) 18時28分