総裁選の現状について
総裁選がはじまった。
麻生太郎氏が圧倒的有利という現状をマスコミは“出来レース”“茶番劇”と論じている。確かに、議員票も地方票も麻生氏に流れそうだ。
だからといってマスコミが言う“出来レース”“茶番劇”という言葉は少しばかり適切ではない。世論調査をみると、麻生氏が35%を超える圧倒的な支持率を得ている。
これを「予定調和」と言う。
自民党にはいろいろな人材がいるんですよ!と商品を並べて、話題の中心になる。人の目を引き付けて、最後は自民党の思惑と世論の支持を一致させてハッピーエンドで幕を閉じる。
気が付くと、カーテンコールを受けた麻生新総裁が登場するという流れ調和だ!
しかし、自民党のなかにも予定調和を嫌う人物がいる。小泉純一郎だ!
『なんも言えねぇー』とワンフレーズを言い放ち、翌日には対抗最有力の小池百合子支持を表明した。
人々はもの事が凄い早さで動いていると錯覚する。自民党の主要人物から目が離せなくなる。そのまま好奇心が総選挙へとむかう。
そんなことも自民党だからなせる技なのだ。民主党には無理な流れだ!
世論調査をみても、首相にふさわしい人物を、小沢首相29%に対して、麻生首相55%を超えている。
しかし国民は冷たい。総裁選の論戦を聞きながら、この人たちの言葉を信用していない。政策に期待していない。このままでは総選挙に負ける。
だから、劇場のなかに人々を誘って、人々の感覚に訴えかける。もはや言葉では人々に通じないのだ。
それが自民党なのだ!
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コメント
■民主に「話し合い解散」論=新政権追及の機会探る―政治にも民間活力(NPO)を!!
こんにちは。党利党略ばかりでは、国の政治はおろそかなるばかりですね。私は、日本では欧米諸国に比べて格段に遅れている、NPOにもっと力をいれるべきだと思います。NPOは、欧米ではソビエト連邦が台頭し大きな政府による社会福祉政策を実施すると宣言する前までは、社会福祉政策のほとんどを実施していました。ソ連崩壊後には西欧諸国でも、また福祉や社会問題などに関してNPOが活躍するようになっています。経済では西欧に追いつけ追い越せで、何とかしてきた日本も、NPOによる社会事業の面では西欧諸国に完全に遅れをとっています。このままでは、社会が駄目になり、ひいては経済も衰え日本は没落すると思います。今の政治はどこか間違っています。政府がやるべきではない仕事を実施して、疲弊しています。政府ではなく、本来NPOがやるべき仕事まで、独立行政法人などにやらせて、大失敗しています。この辺の仕組みを変えなければ、永遠に今の手詰まり状況は改善・改革されないと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
投稿: yutakarlson | 2008年9月14日 (日) 10時25分