ジグソウ哲学は後継者へ!
ソリッド・シチュエーション・スリラー『ソウ』のシリーズ第5弾『SAW5』を観てきましたよ!
前々作でジグソウことジョン・クレイマーは死んでいるのに…
なぜゲームは終わらないのだろうか!?
その謎が今回の第5作目で説き明かされます。もちろん、すべての謎を曝け出しているわけではなく、謎を残してエンディングをむかえている点に注目です。
あの遺品の箱の中身は何?とかね。
きっと、SAW7ぐらいまでは明かされないんじゃないかな!
なんせ、かなり重要度の高い1ピースになりそうだからね!
あと、ラストは爽快な仕掛けだったね!
まさに、カラクリの家のようにガラス張りの棺桶が床に消えていく。しかも、ジグソウの後継者の思惑がバッチリとハマッタのだから!
あれこそ、『ジグソウは最前列にいる』という言葉そのものだね。後継者がゲームのラストを見届けているのだから。ソウ1でジョン・クレイマーがそうであったように、後継者も最後を見届けた!
ジグソウ理論、無事に継承だ。
あと、今作のジグソウ・ゲームも興味深いね。奇妙な密室に閉じ込められてた5人の男女。彼らには共通点がある。
そして、いつものように、
『さあ、ゲームをしよう。』という言葉…。
ソウ2でのゲームとは趣向が違うようだが、根本的には一緒。
ゲームの中では“血”と“時(とき)”が常に意識され、
血を流し、時を意識することで、生きていること、罪への意識を感じさせるのだ。
それがジグソウの生命論であり、再生論。つまり、ソウの世界だ!
その世界ではジグソウが最強。だって、ジグソウがルールをつくるのだから!
ジグソウは、社会を捨て、常識を捨て、自分だけの哲学だけで生きていた。
そしてジグソウが死んだことでジグソウ哲学に崇拝者が生まれ、崇拝者はジグソウの理想郷で共に生きようとする。
だから、ジョン・クレイマーが死んでもジグソウの世界は色褪せない。むしろ、進化する可能性すらある!
逆に退化の道をたどる可能性もある。後継者が忠実にジグソウの世界を再現できなければ、この世界は終焉する。
それさえジョン・クレイマーは予期して対処法を用意しているのかも…。
あぁ、終わりなき無限地獄よ、何人の命を差し出せば、あなたの怒りは鎮まるのですか?
| 固定リンク
「映画 こちとら、自腹じゃ!」カテゴリの記事
- 神話の街アマルフィに行きたい!(2009.07.19)
- ジグソウ哲学は後継者へ!(2008.12.03)
- 真実はそこにある(2008.11.10)
- ぶらり川崎の旅P.S.アイラヴユー 極私的10.26(2008.10.26)
- 余命6ヵ月、あなたは何をしますか?(2008.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
みぃさんへ
DVDの復習で何か新しい発見はありましたか?
映画『ソウ5』も早く見れるといいですね。
見たら感想聞かせて下さい!
今回のジグソウゲームもかなり強烈ですから!
投稿: みぃさんへ、のぐち | 2008年12月11日 (木) 20時18分
あたしまだ観に行けてないんですよぉ
ちゃんとTSUTAYAで1〜4まで借りて、復習したから、早く行きたいです

投稿: みぃ | 2008年12月 9日 (火) 12時58分