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2009年2月23日 (月)

関山慧玄とチェ・ゲバラ 極私的2.22

2月22日(日)

今日オイラは、上野の東京国立博物館平成館で開催されている、

『妙心寺展』を見に出かけてきた。

関山慧玄とチェ・ゲバラ  2.22

ただ、ちょっと予想外というか、リサーチ不足があって、

楽しみにしていた『龍虎図』の屏風絵の展示が前期(2月10日まで)で終わっていたのだ!

龍虎図は妙心寺展の目玉作品のひとつだったので、残念だなぁ…。

虎と龍が睨み合っている興味深い屏風絵だったのだ。でも仕方がない。後期にも目玉作品があることだし、1500円のチケットを買って入場する。

まず入り口で、お出迎えしてくれるのが、妙心寺初代住持の関山慧玄(かんざんえげん)の坐像だ。

この人は『無相の人』と呼ばれるほど修業に厳しかった人なんだそうで、坐像からもその緊張感がビッシビシと伝わってくる。

心の中で一礼して順路を進んでいくと、後期の目玉作品でもある国宝の『瓢鯰(ひょうねん)図』が目に飛び込んでくる。

この絵は、瓢箪を持った人が川に泳ぐナマズを捕まえようと悩んでいる場面を描いた水墨画だ。

丸くスベスベとした瓢箪でナマズを捕まえることができるのか?っていう謎掛けみたいなお題があって、そのお題にそって書かれている。

ふーん、面白い絵だなぁ!

今回見ることができなかった龍虎図は、売店で龍虎図のポストカードを買って、家でじっくりと見ることにしようっと…。

博物館を出て、錦糸町にあるTOHOシネマズで映画を見ることにした。『チェ 39歳別れの手紙』はもうそろそろで上映が終わってしまうし、今のうちに見ておかないとね。

前作の『28歳の革命』では、革命家チェ・ゲバラがキューバで過ごした日々が、そして今作では、ボリビアで命を落とすまでの日々が描かれている。

前作とは違って、何もかもが上手くいかないのだけど、それでも、リーダーとして部下を信じて最後まで諦めないゲバラの姿はホントに格好いいよな!

囚われの身となっても、神よりも人間を信じると言えるんだもん。

しかも、スクリーンに写し出されたゲバラ自身がイエス・キリストに見えてしまう。パンフの表紙のゲバラも、十字架じゃなく銃を天にむけて突き上げている姿だ…。

これは神にでさえ銃を向けるぞ、ってことなのか。
ため息が止まらない。

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2009年2月15日 (日)

新日、真のエースはどっち!?

新日本プロレス『Circuit2009 in 両国』観戦記

新日、真のエースはどっち!?

この男、“太陽の天才児” 棚橋弘至

この男、“選ばれし救世主” 中邑真輔

いったい、新日のエースはどっちなんだ!?

そんな疑問を払拭する為に、新日の聖地・両国国技館のリングで8度目のシングル対決がIWGPヘビー級選手権として行われた。

両者の対戦成績は、中邑の4勝2敗1分け。

ただし、現IWGPチャンピオンは、1.4東京ドーム大会で武藤敬司からベルトを取り戻した棚橋弘至だ!

そんな棚橋が『エースは1人でいい!』と言い放ち、王者指名試合が行われることになったのだ。

中邑としても、対武藤2連敗によって地に落ちたプライドを取り戻す絶好の機会になるのだ。

当然、試合は壮絶なものになる!

中邑の三角締めからの腕ひしぎ逆十字という攻撃パターンを、棚橋はテキサスクローバーホールドで形勢逆転。

逆に、棚橋の必殺ハイフライフローを、中邑は両膝を突き立てて撃沈に成功する。

そんな攻防が続くなか、棚橋は中邑がもっとも苦手とするドラゴン殺法を駆使する。ドラゴンスクリューに、ドラゴンスリーパー、そしてドラゴンスープレックスのオンパレードで勝機を掴むと、最後はトドメの必殺ハイフライだ!

勝利した棚橋は、勝利者インタビューで、

『新日本プロレスのエースは棚橋弘至に決まりましたぁー!』とチャラ男ぶりを披露!

その時、バーナードに勝利したばかりのカート・アングルがリングに登場して、

『そのベルトを賭けて、オレと戦う勇気はあるのか? Yes or No?』と問い掛けると、

もちろん棚橋の返答は、

『Yes』だ!

この瞬間、4.5両国大会で、カート・アングルのIWGP挑戦が決定した!

勢いづく棚橋弘至は“世界のエース”宣言をぶちあげてしまったのだ!?

いったい新日のエース・棚橋弘至はどこまで突き進むのだろうか?

〈IWGPヘビー級選手権〉

○棚橋弘至 vs 中邑真輔●

〈Burn the Debt〉

○永田裕志 vs 後藤洋央紀●

〈IWGPタッグ選手権・ハードコアマッチ〉

○チーム3D vs 真壁刀義&矢野通●

〈DIE or BREED〉

○カート・アングル vs ジャイアント・バーナード●

〈IWGPジュニアヘビー級選手権〉

○タイガーマスク vs 獣神サンダーライガー●

〈新日 vs TNA〉

●蝶野正洋&AKIRA
vs
○ロバート・ルード&ジェームス・ストーム(BEER MONEY INC)

〈CMLL世界ウェルター級選手権〉

○ミスティコ vs メフィスト●

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バレンタインと007 極私的2.14

2月14日(土)バレンタインデー

今年のバレンタインデーは、会社が休みな土曜日ということもあってか、チョコの売れゆきはイマイチらしい。某チョコメーカーがロッテに買収されたというニュースもあったし、チョコ業界も厳しいのかな。

とはいっても、タダじゃ転ばぬチョコ業界は新たなブームを呼び起こそうとしている。

その名は“逆チョコ!

男性が女性にチョコを渡すのだとか…。

ふーん、そりゃ、チョコの高級化が進むわな!?

逆チョコブーム、恐ろしや。

話は変わって、今週、世間を騒がせたニュースといえば、

小泉純一郎元首相の『笑っちゃうくらい、ただただ呆れる』発言だろう。

久々に発した小泉節が一般紙の一面を飾ってしまったのだ。

さらに小泉元首相は“定額給付金”にまで話を突っ込んで怒りを爆発させる始末だ。

相当、怒っているんだな…。

その小泉さんよりも怒りを表わしているのが森喜朗元首相で、マスコミを蹴散らしながら怒っていたっけ。

でも、こんな展開って以前にも見たことがある。

そう、郵政解散の直前に、首相官邸にやってきた森さんが缶ビールと乾燥チーズを握り締めて、マスコミの前でグチっていたときだ。

結局、2人は表裏一体なんだよな。1人芝居を同時進行でやっている感じのね。

さて、今日オイラは、仕事を夕方頃に切り上げて、映画を見に行ってきた。

毎月14はTOHOシネマズデーということで、チケットが1000円で買えるのだ。その為、普段の土曜日以上に混んでいる。

オイラは『007/慰めの報酬』を見ることにした。

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド第2弾の作品で、アクションシーンは前作の『カジノロワイアル』以上の過激さだ!

なんてったって、カーバトルあり、レジャーボートバトルあり、エアーバトルありで、地・空・海どこでもピンチをのり越えてしまうボンドの姿にシビレます!

あぁ、やっぱり男は常在戦場だよな。あのタフさは男の理想形だし。服がボロボロになっても格好いいしね!

映画を見終えて、ボンドになりきったオイラはDVDをレンタルすることに。

『デトロイト・メタル・シティ』と『猫ラーメン』の2本。

猫ラーメンは、そにしけんじさんの4コマ漫画をアニメ化した作品で、1話が3分弱で作られている。

主人公はラーメンを作る猫。“大将”と呼ばれている。

味は激マズだが、犬ラーメンとの激戦バトルにはなぜか勝利している。CO2排出ゼロラーメンは超激マズだが、環境ブームに乗って、なぜか流行る。

あぁ、こりゃ大笑いだよ!

オープニングソング『キミは大将〜』って曲は、つい口づさんでしまいそうだ。

今夜は『デトロイト・メタル・シティ』を見ることにしようっと。

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2009年2月 8日 (日)

麻生首相の郵政反対について

『郵政民営化には、賛成じゃありませんでした』

『ぬれ衣をかぶされると、俺もはなはだ面白くない』

これは、麻生首相が国会で発っした言葉だ。

さてはて、この発言を理解できる人がいるのであろうか?

オイラは正直、この発言中の麻生首相の顔を見て、この人が今の内閣総理大臣なのか!?って驚いてしまった。

しかも、その日のぶらさがり会見で、国会での自身の発言を否定する始末の悪さだ。

オイラは、麻生政権が打ち出した定額給付金には賛成してきたし、早期解散意見には反対してきた。

なぜかと言うと、

定額給付金に関しては、官僚の手から血税を取り戻す初めてのチャンスであったし、時期的には金融被災者の救済になる。

周りを見回してみると、自社株の配当がゼロになったり、冬の賞与が減額されている。そんな状況下で、家族で約6万円という支給額は決して悪いものではないはずだ。

早期解散に関しても、金融恐慌が押し寄せる中、経済大国の1位と2位の国が共に政治空白をつくることには到底賛成できない。まして、2次補正予算を1日でも早く通す為には解散している場合ではなかったのだ。

確かに、麻生政権には、いたらない場面も多々あった。2次補正が越年してしまったり、官僚の渡りについて曖昧な態度をとってしまった。定額給付金のブレた発言に、漢字読めない(KY)と呼ばれてしまう。でも、いづれも大した話ではない。

ただし、今回の郵政反対発言には弁護の余地なしだ!

まして、今回発覚した『かんぽの宿』の入札問題と、民営化うんぬんは、まったく別の議論になってくるはずなのに。

そもそも、かんぽの宿は、グリーンピアと同じで、簡易保険のお金を使って全国各地に保養所を作りまくった。だから、こういった箱物を作らせない為にも民営化が必要だったはずなのだ。

それが今回の発言を聞いていると、かんぽの宿売却問題は民営化が原因だと聞こえてしまう。

でも、これは株主の機能が働けば、経営者の不正は阻止できる。

まぁ、それは別にして、麻生首相は官僚と一緒で『自分には責任がない』って言いたいだけでしょ?

そんな人が構造改革や公務員制度改革なんてできっこないよ。

まして、郵政選挙に勝ち抜いてきた自民党議員に担がれて麻生氏は内閣総理大臣になれているのに、まるでそのことを忘れてしまっている…。

おそらく、この郵政発言を受けて、次の世論調査では絶望的な数字がでてくるだろう。

それなら本予算が成立後、即、国民の信任を得ることが“国民のため”の政治ではないだろうか!?

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2009年2月 7日 (土)

琢磨に吉報届かず

佐藤琢磨、シート得られず…

イタリアの赤い牛、スクーデリア・トロロッソチーム(STR)は、セバスチャン・ブルデーの続投を発表した!

琢磨に吉報届かず

最後の一席を巡ってブルデーと争っていた佐藤琢磨は、これで今季のF1活動が絶望的に…。

うーん、STRの決定はまったく理解できないものだな!?

ホントに1勝を挙げた急成長チームなのかと疑いたくもなる。

まして、マシン特性に合わないブルデーを残留させることに、いったい何があるのか?

もしSTRに、“1勝では我慢できない!”という気概があるのであれば、

もしSTRに、“何がなんでもトップチームへ!”という気概があるのであれば、

勝てるドライバー、経験豊富で開発力のあるドライバーをシートに座らせるだろう。

まして今季はレギュレーションの大改正があって、マシンの形状が大きく変わり、シーズン中のテスト走行が禁止される。

さもあらば、真っ先にレースドライバーを決めて、今季型マシンの開発と情報収集を進めるべきであろう。ましてホンダチームの売却交渉を見定めている暇なんてないはずなのだ。

やっぱり、トロロッソというチームは、レッドブルの第2チームでしかないのかな…。

それはさておき、

琢磨にはイタリアの風がよく似合うと思っていたから、今回のことはとても残念だなぁ…。

日本人F1ドライバーがイタリアのチームに在席して、ホンダやトヨタのサポートなくして、フェラーリエンジンを背負う。

こんな歴史的な快挙が幻に終わってしまったことをホントに残念に思う。

だけども、佐藤琢磨がまだまだF1現役ドライバーであることは、3回のテストドライブで証明されている!

だから、これだけは言いたい。

我らの琢磨は、1流のF1レースドライバーだぞ!
金を払ってF1に乗せてもらう必要はまったくない!!

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2009年2月 3日 (火)

成田山節分会 極私的2.3

2月3日(火)節分
今日オイラは、成田山新勝寺で行われた『節分会』へ行ってきました!

オイラは今年、年男。厄払いも兼ねて、福をもらう必要がある。

というのは建て前で、豆をまく朝青龍や白鵬、そしてタレントたちを見たかったというミーハーな感じで、遊びに行ってきた次第です。

だが、いざ『福は内!』と始まると、

節分

妻夫木くんや小泉孝太郎くん、長澤まさみちゃんが何となく見える感じで…。当然、豆はキャッチできず。

ここで会場広場から新勝寺内に入ると、何と!?

朝青龍、発見!

成田山節分会 極私的2.3

しかも、直接、豆をいただいてしまったのだ。

やっぱり朝青龍はサービス精神満点なのだ。みんなが素通りするところを朝青龍だけが気付いてくれる。

そんなヤツなのだ。

問題になったガッツポーズだって、観客がガッツポーズしているから、朝青龍もそれに付き合ってくれているのだ。

オイラはそう思う。

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2009年2月 1日 (日)

角界激震と京品暴動 極私的2.1

2月1日(日)
またまた角界に事件が起きた。

尾車部屋の十両・若麒麟が大麻取締法違反の容疑で逮捕されたのだ!

もはや相撲協会は、これで大麻汚染問題をロシア人力士にだけ押しつけることができなくなったのだ。

結局、相撲協会の不作為が大麻問題を長引かせているんだよな。大麻だけじゃなくて、かわいがり問題や無気力問題だって、どうなったかわからない。

そのくせ、朝青龍のガッツポーズについては真っ先に飛び付いて、品格を問題にする。結局、朝青龍を隠れ蓑にしているだけじゃんね。横審だって、品格を語れるメンバーだとは到底思えない。

そもそも、ガッツポーズって、品格の問題になるのかなぁ…?

角界激震と京品暴動 極私的2.1

副業?のチャンコ屋前でドルジケーキを売る珠緒ちゃん。


さて、今日オイラは、品川の『地鶏や』でランチを食べた。地鶏やの親子丼ダーイ好き!

品川店は、品川駅高輪口からすぐのところにあります。京品ホテルの真裏あたりかな。

そういえば、京品ホテルの前で、ビラをもらった。

そのビラには『5億9千万円に目が眩み、従業員140名を不当解雇!』と書かれている。

このビラをそのまま鵜呑みにすると、こうだ。

京品ホテルを廃業し、従業員全員を解雇して、土地建物を某ハゲタカファンドに引き渡せば、経営者が負っている60億円の借金をチャラにして、しかも、5億9千万円が経営者に支払われる。

ふーん、なるほどね。そして強制執行が予定どうり行われたわけだ。そんな様子がニュースで流れていた。

どっかのコメンテーターが『不法占拠っていう手法には支持できない!』って言っていたっけね。

でもね、不法占拠っていう手法以外にどう抵抗すればいいのか?

強者の意見はもういらない!

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