ホンダF1、MBO決着!
『新チーム、ついにシェークダウン!』
ホンダレーシングF1チームを買収したのは、チーム代表のロス・ブラウン氏だった!
早速、MBO成立の発表と新チーム名を『ブラウンGP・F1チーム』にすることを発表。あわせて、今季モデルの『BGP001』のシェークダウンをシルバーストーン・サーキットで行なった。
ドライバーは昨年同様、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロに決定。
使用するエンジンはマクラーレンやフォース・インディアが使うメルセデスエンジン。
これでとりあえず、ホンダ撤退からの一連の出来事に終止符が打たれた訳だな…。20台のF1マシンがグリッドに並ぶことは喜ばしいニュースと受け取ろう。
ただ、日本人としては、なんか釈然としないというか、ホンダの稚拙さを感じてしまう。
先月末にホンダは福井社長の退任を発表したが、そのときに福井社長は『チーム買収は難航している』と言っている。それが突然のMBO発表ときた。
撤退発表にしても、直前のホンダ主催のイベントでは新車を走らせたり、新世代のブルーノ・セナをテストしていた。
いつも突然の発表にこちらは翻弄されてしまう。それに、いったい、買収先の決め手はなんだったのか?
ロス・ブラウンの背後に誰がいるのか、これも気になるところだ。
でもオイラは、今回のドタバタ劇は一切忘れて、開幕直前を迎えた雰囲気を楽しむことにする。
今季は新レギュレーションによってマシンの形状が大きく変わるので、勢力図は一変しそうだ。
フロントウイングは昨年型マシンと比較すると低くなって幅が拡がる。リアウイングは高くなって幅が狭くなる。空力パーツも姿を消す。
このことによってマクラーレン&フェラーリの2強時代はガタガタと崩れだし、資金を今季型に注ぎ込んだBMWやウィリアムズが2強に肩を並べる可能性が大!
トヨタは一気に頂点を極めてしまいそうな雰囲気さえ漂っている!
昨季は最下位に甘んじてきたフォース・インディアはマクラーレンの親子チームとなってテスト絶好調のようだ。トロロッソがレッドブルを越えたように、インドの力もマクラーレン喰いを密かに狙っている。
そして新チームの誕生だ!
3月28日開幕、オーストラリアGPの予選はガラっと景色が変わりそうな予感がする。
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