WBCフライ&DREAM9について
昨夜、TBSで格闘技2大中継が放送された。
19時55分からボクシングWBC世界フライ級戦、
『内藤大助 vs 熊朝忠(中国)』戦、
21時30分から総合格闘技、
『DREAM9』の2大会。
これをゴールデンタイムぶっ通しでTBSが放送したのだ。もちろん、オイラも3時間テレビに食い付いた。
テレビ中継を見てオイラなりの感想を述べると、
ボクシングはかなりハラハラさせられた。これは誰もがそうだったんじゃないかな。特に戦前は内藤楽勝ムードが漂っていただけにね。TBSなんか、早期KO劇も視野に入れてロングのVTRを制作していたとか。
それがどうだ!? 内藤の顔面は血だらけ、口から血を吐き、ダウンを喫してしまっている。
クリンチで何度もピンチを脱出するという想定外の光景の連続には、観ている方もヒヤヒヤの連続。
でも、大苦戦後のマイクは泣かせるね。あのへんが内藤なんだろうな!
『この1試合のためだけに高額なチケットを…』ってとこから始まって、『しょっぱい試合をしてすみませんでした』と頭を下げる。
なるほど、完全に観客のため、ファンのために試合をしているということだな。強くて完璧な自分を見せたい、と。
でも、ファンがハラハラする試合、カネを払ってでも観たいという試合は、昨日みたいな試合なんだよなぁ!
ふーん、内藤は34歳か。ボクサーとしてはとっくにピークを過ぎている年齢じゃないの。それでもマイクを聞いていると、まだ自分には“のびしろ”があると言っているように聞こえてくるから不思議だ。
そういえば戦前のハプニングは何だったのだろうか?
この試合は本来、中国で開催される予定だった。それがプロモーターの何らかの事情によって、急遽、東京・ディファ有明に変更されたのだ。試合は世界戦のみの1試合。観客は917人だという…。
これは完全な赤字興行だし、きっと内藤にも相当なプレッシャーがかかっていたことだろうに。
なに? 視聴率が20%超え!?
なんだよ、TBSがひとり勝ちしたってことじゃん。
続いてDREAM。こちらはイマイチのオンパレードで、こっちのほうが“しょっぱい”って感じ。
まず、TBSの放送の仕方というか、変なアニメはいらないし。女子アナの試合前のレポートはホントにいらない!
オイラなんか、真剣勝負の世界の裏側を中継してどうすんの?って思ってしまうもの。ひどい時には、選手がリラックスするためにしているトランプ遊びを放送してしまう。まして、男世界に紅一点は必要なしだ!
そんな放送時間があるのなら、選手の入場からキッチリ放送してほしい。それに、なぜ、カンセコの入場シーンがないのか?
1番見たいシーンだよね。逆にボブ・サップの入場シーンなんて見飽きているのでどうでもいい。
そのボブ・サップと対戦したミノワマン。彼のどこがリアル・プロレスラーなのか?
観客や視聴者を説得させるのがプロレスラーだよ。あんな、よくわからない不恰好な足関節でタップとられても説得力がないよ!
それに関節の入り方、美しさが総合格闘技の魅力でしょ。それが何もなかったじゃない。
まぁ、ボブ・サップに総合やらせる主催者に問題ありだな。いつかの藤田戦でボブ・サップは終わっているのに。
ただ、所英男 vs エイブル・カラム戦だけはシビレタ!
『えっ、ウソだろ?』って何度も連呼しちゃったもの。
それ以外の試合で満足できる試合は特になかった。スーパーハルクトーナメントも、カンセコが敗れた今となっては、興味持てないんじゃない?
それとも、まだ隠しネタがあるのかな?
オイラには、今後のDREAMの展望がみえてこない。そんな興行に思えた。
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