映画『ハート・ロッカー』について
映画『ハート・ロッカー』を観てきた。
『ハート・ロッカー』は、本年度のアカデミー賞で作品賞や監督賞など6部門を獲得している。やっぱりどんなものなのか興味があるよね。あのアバターをぶっちぎったのだから。
映画の舞台は2004年のイラク。そこで爆弾の処理を行なう米兵たちの物語だ。
映画が始まると、さっそく息苦しいほどの緊張感に包まれます。常に死と隣り合わせだということを思い知らされる。そんな展開が延々と続くのです。
感想はというと、
やっぱり本物は死なないんだなって。本物というのは常人じゃない人のことだけど、例えばレクター博士やジョン・クレイマー、それにジョーカー。死という概念を持たない男は映画の世界では最強なのだ。
同じように、ジェームズ二等軍曹もそう。なにもかもが至福のゲームなのだ。ただ残念なのが、ジェームズの外見が普通過ぎるのだ。もっと言えば、人間爆弾にされた男に対して、ジェームズが発した言葉や行動が普通過ぎてつまらかった。
このシーンで、築き上げたすべての緊張感を台無しにしてしまったように思うし、ジェームズを普通の男にしてしまったように思う。すごく映画として残念だなぁ…。
アカデミー賞の作品賞受賞レベルの映画ではあったけど、監督賞ってのは疑問あり!
やっぱりアカデミー賞ってのは純粋な映画の内容を審査するものではないんだなぁ…。
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