小説『マグマ』を読んで
今、『マグマ』という小説を読んでいる。
真山仁さんの小説で、現在公開中の映画『ハゲタカ』の原作者だ。
すでにオイラは『ハゲタカ』と、バイアウト改め『ハゲタカ2』は読んでいる。『虚像(メディア)の砦』も読んだ。これから新作の『レッドゾーン』も読もうと思っているのだけど、まずは『マグマ』の読むことにした。
今は第一章(逆境)を読み終えたところ。どんなオープニングだったかというと、
主人公は野上妙子という若きビジネスウーマン。勤めているのは六本木ヒルズの上層階にある『ゴールドバーグキャピタル』という外資系ファンドで、人は“ハゲタカファンド”と呼んでいる場所だ。
妙子はいつものように出社する。そんなシーンから物語は始まるのだけど、そこで予想だにしなかった景色を目のあたりにするのです!
妙子の上司は待田という男。いったい彼が何をたくらんでいるのかはわからない。なんせ、妙子が必死にバイアウトした日本重工業開発という特殊鋼の豊富な技術をもつ会社を妙子の知らないうちに外資に売ってしまっていたのだ。儲けは100億円だという。
そんな待田が妙子に命じたのが、日本地熱開発という会社の企業再生だった。
こんな感じで第2章に続くようです。
さて、オイラが気になるのは野上妙子という女性です。経歴は東大を卒業したあとにコロンビア大学でMBAを取得している。
企業再生に興味を持ち、ゴールドバーグキャピタルに入社。大型買収案件を成功させている。
つまりは、男性顔負けのキャリアを誇っているわけです。しかも美貌で長身なのに、女を武器にすることを嫌っている。そんな女性です。
そんな妙子でも、地熱による爆発音にはびっくりして座り込んでしまったり、安藤の“悩殺の微笑み”に赤面してしまう、ちょっとウブな普通の女性なのです。
それにしても、いったい“悩殺の微笑み”とはどんな技なのでしょうかね!?
オイラの安藤のイメージは長谷川初範そのものです。
まぁ、いいか。
そんな悩殺の微笑みに見惚れてしまう妙子ですが、CEOとして日本地熱開発の再生に成功するのでしょうか?
そして、そもそもなぜ待田は妙子を日本地熱開発に送り込んだのか?
第2章が楽しみだ!
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