2009年8月29日 (土)

衆院選、ついに決戦へ!

最後のお願いも終わったようだ。

これで街から選挙カーが、駅前からボランティア達がいなくなる。めでたしめでたしだ。


この国政選挙の時期になると、テレビを見て腹立たしく思うことがある。

それは『マニフェストをよく読んで投票しましょう!』というようなTVキャスターの言葉だ。

あれにはいつもカチンとくる。完全に上から目線。命令すんな!だ。

読む、読まない、は本人の自由。読んで投票する、読まないで投票する、それも本人の自由だ。

それに、はっきり言って、マニフェストなんて何も書いてないよ、何も謳ってない。そんなもん読んで投票先を決めたりなんてしないよ。だから、マニフェストを読んで…なんて、まったく馬鹿馬鹿しいセリフだ!

どこかの党だって、『まずは政権交代!』って言っているじゃない。つまりは、マニフェストうんぬんよりも、政権交代ありきの方が重要ってことでしょ?

とはいっても、こちとら政治に興味がない訳ではない。そのマニフェストやらに、どんなことが書いてあるのか気にもなる。駅前でマニフェストを配っていれば積極的にもらいにいって集めている。

すると、たった紙切れ1枚を折り畳んだものでしかないではないか!?

で、小さな字で“政策の詳細はホームページで”とある。

誰が見るんだよ、そんなもん。所詮、マニフェストなんて読むものではないのだ!

ほとんどの人がポスターの顔を見て決めたり、性別で決めたり、有名人を信じて票を入れる。または消去法か。オイラは握手をした人と党に票を入れる。

衆院選、ついに決戦へ!


オイラは、政治家がマニフェストに縛られたら終わりだと思っている。別にマニフェストなんて不要だと言っているわけではない。旗印としてはよい。でもそれに政治家が縛られるな、もっと現実に目をむけろと。

だいたい、紙切れ版マニフェストの書き方に問題があると思う。それは現実がいっさいわからないことだ。例えば、『子ども手当』を○万円支給します。とか、ムダづかいを根絶します。とか。

じゃあ、現実として、今はいくら支給されてるの?
おたくが言う、ムダっていくらあるの?

まったくわからない。

マニフェストに現実がないから嘘臭く感じるのだ。だから実現するなんてこれっぽっちも思ってない。信じていない。

もちろん、夢や将来をドデカク語る政治家は必要だ。でも、もし政治家に資質が必要だとするならば、それは人を説得できる言葉をもっているかだと思う。

でも、そんな政治家が自分の住む選挙区にいればよいのだが、いないのがほとんど…。

まぁ、明日の今頃、青白い顔して呆然とするあの人の顔が容易に想像できる。

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2009年7月15日 (水)

東京都議選について

都議選が終わった。

結果は、案の定、自民党の惨敗。自公あわせても過半数に満たないという、まさに絶望的な結果だろう。

都連会長である石原幹事長代理は青ざめた表情を浮かべながら深々と頭を下げ、東国原知事を国政に引き込もうとした古賀選対委員長は辞意を表明。ついには麻生首相も解散を口にした。

まさに、ジ・エンドだ!

もうこれで自民党は政権政党としての機能を完全に失なった。

いくら都政と国政は違うと言い訳しても、それは通らない。

それなのに、まだ、麻生首相を退陣させて、総選挙を新たな顔で戦おうとする勢力もあるという。

今が正念場、か?

まだ言うか?である。

そんな事をすれば、ますます自民党がバラバラであることを露呈するだけ。そんな政党に誰が票を入れるか、だ。

中川元幹事長は『解散を望んでいるのは民主党だ。人心一新で戦うべき!』とおっしゃる。

でも、解散をいち早く望んでいるのは国民なのだ!

はやく目を覚ませ!と言いたい。

この際だから、公明党とは縁を切って我が道を行くべきだろう。はっきり言って、公明党の要求をイチイチ聞いているから今回のようなことになるのだ。

もし都議選の前に総選挙をやっていれば、国政では負けるが都政では惨敗しないで済んだかもしれない。もし同時選挙だったなら、最高のイベントとして盛り上がっていただろうし、何よりも都政にもっと目が向いていただろう。

しかし、完全にシラけた。
今回と同じように、来る総選挙直後に青ざめた石原幹事長代理の顔が目に浮かんでくるもん。同じ光景を2度続けて見させられるだけだもん。

ただのデジャブー選挙に興味なしだ!

でも、悪あがきさえしなければ、国民は民主党に大勝ちさせないかもしれない。しかも鳩山代表にNOを突き付ける国民も少なからずいる。

オイラは思う。自分達で一度は決めた選挙の顔『麻生太郎』で、負け戦であろうと勝負に打って出るべきだろう!

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2009年3月 4日 (水)

小沢代表に不正疑惑が!?

民主党・小沢一郎代表の公設第1秘書が3日、政治資金規制法違反の容疑で逮捕された。

ゼネコン西松建設から政治団体経由の資金の流れが、形を変えた企業献金ではないのか、という疑惑があるのだ。

一夜明けた4日、小沢代表は会見を開き、献金処理に違法性はないと主張。代表辞任を否定した。

これでは民主党政権になったとしても、政治とカネの問題は改善されないのだろうな…。

それにしても、一体どうして、法律をつくる政治家自らが、法律の抜け穴やグレーな解釈を積極利用するのだろうか。

確か数年前、政治資金で購入した小沢代表名義の土地建物を事務所費で計上していたり、その建物を賃貸までして運用している。

それに関して、鳩山幹事長は『法律上、まったく問題ない』って言っていたっけ。

今回なんて、国策捜査だの、陰謀だのって、ホントに政権を獲ろうとする政党の幹部が言う言葉なのだろうか?

今日の新聞には、小沢事務所が『労働保険未加入だった!』という記事がある。

いくら臨時スタッフだろうと短期のアルバイトだろうと、労災保険の全員加入は常識だ!

それは知らなかったでは済まない話だろう。まぎれもなく法令遵守違反なのだ。まして、国民年金の未加入という前科まである。年金問題のときには党首辞退をした小沢代表なのだから、今回も同様に代表辞任をしたほうが民主党のため、国民のためではないか?

総選挙までには民主党も、次世代を担う党首へとチェンジしたほうがよさそうだ。

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2009年2月 8日 (日)

麻生首相の郵政反対について

『郵政民営化には、賛成じゃありませんでした』

『ぬれ衣をかぶされると、俺もはなはだ面白くない』

これは、麻生首相が国会で発っした言葉だ。

さてはて、この発言を理解できる人がいるのであろうか?

オイラは正直、この発言中の麻生首相の顔を見て、この人が今の内閣総理大臣なのか!?って驚いてしまった。

しかも、その日のぶらさがり会見で、国会での自身の発言を否定する始末の悪さだ。

オイラは、麻生政権が打ち出した定額給付金には賛成してきたし、早期解散意見には反対してきた。

なぜかと言うと、

定額給付金に関しては、官僚の手から血税を取り戻す初めてのチャンスであったし、時期的には金融被災者の救済になる。

周りを見回してみると、自社株の配当がゼロになったり、冬の賞与が減額されている。そんな状況下で、家族で約6万円という支給額は決して悪いものではないはずだ。

早期解散に関しても、金融恐慌が押し寄せる中、経済大国の1位と2位の国が共に政治空白をつくることには到底賛成できない。まして、2次補正予算を1日でも早く通す為には解散している場合ではなかったのだ。

確かに、麻生政権には、いたらない場面も多々あった。2次補正が越年してしまったり、官僚の渡りについて曖昧な態度をとってしまった。定額給付金のブレた発言に、漢字読めない(KY)と呼ばれてしまう。でも、いづれも大した話ではない。

ただし、今回の郵政反対発言には弁護の余地なしだ!

まして、今回発覚した『かんぽの宿』の入札問題と、民営化うんぬんは、まったく別の議論になってくるはずなのに。

そもそも、かんぽの宿は、グリーンピアと同じで、簡易保険のお金を使って全国各地に保養所を作りまくった。だから、こういった箱物を作らせない為にも民営化が必要だったはずなのだ。

それが今回の発言を聞いていると、かんぽの宿売却問題は民営化が原因だと聞こえてしまう。

でも、これは株主の機能が働けば、経営者の不正は阻止できる。

まぁ、それは別にして、麻生首相は官僚と一緒で『自分には責任がない』って言いたいだけでしょ?

そんな人が構造改革や公務員制度改革なんてできっこないよ。

まして、郵政選挙に勝ち抜いてきた自民党議員に担がれて麻生氏は内閣総理大臣になれているのに、まるでそのことを忘れてしまっている…。

おそらく、この郵政発言を受けて、次の世論調査では絶望的な数字がでてくるだろう。

それなら本予算が成立後、即、国民の信任を得ることが“国民のため”の政治ではないだろうか!?

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2009年1月24日 (土)

オバマ現象について

バラク・フセイン・オバマ氏(47)が20日、第44代米国大統領に就任した。

初の黒人大統領の誕生で、米国は新たな第一歩を踏み出そうとしている。

さて、オイラはそんな様子を朝方のテレビで見ていた。就任演説を終えて、連邦議会からホワイトハウスまで歩くオバマ大統領の映像にはヒヤヒヤものでした。

とりあえずハプニング的な事は何も起こらず、心配されていた暴挙も48時間内のテロ行為もなくホッっとしている。

ハプニングといえば、大統領就任宣誓に形式的なミスがあったとかで、前代未聞の宣誓のやり直しがあったことぐらい。まぁ、そんなことはどうでもいいこと。

そんなニュースを何度も繰り返すマスコミには呆れているが…。

ただ、そんなマスコミから流れてくる映像や写真を見ていると、やはり米国全体が熱狂していることがわかる。ニューリーダーの姿を見たいがために200万人が集まるというのは、それだけ変革の期待が大きいのだろう。

このオバマ旋風が日本にも熱く吹き荒れている。なんとも演説本が売れまくっているというのだ!

しかも、日本人によるオバマ支持率が90%を超えている。これは異常な感じがする。なぜなんだ!?

あるときラジオを聴いていたら、『Yes We Can』という曲が流れ始めた。その曲のバックコーラスで何度もオバマ風に“Yes We Can”と歌い続けているのだ。オイラはこんな曲を最後まで聴いてしまった…。

確かに、オバマ演説は感動する部分が多々ある。特に人種差別の件は心に響いてくる。今流行りの蟹工船のようだ。演説中は常に問い掛けられ、それに答えたくもなる。そして“Yes We Can”となるのだ。

わかりやすいオバマの言葉は英語の勉強にもなるし、若者の受験対策にもなりそうだ。

ただ、米国と同じように日本人が熱狂していたらいけないような気がする。

オバマの政策は必ず日本にも影響する。安くない代償を負担することにもなるのだ!

しかも、それさえ先進国の“責務”だと言われる。

北朝鮮問題だって米国頼みになっているし、オバマの経済政策が日本が苦しむ円高にまで影響する。

それなのに、日本の識者たちは、就任演説の論評で“CHANGE”や“Yes We Can”というキーワードを一度も言わなかった、などと言っている。

そんなワンフレーズをあの舞台で言う訳がないじゃん!

だって、変革を呼び掛ける立場から実行する立場になったのだから。

まして、奥さんの服のセンスや犬のことなんてどうだっていい。

もっと冷静にオバマの政策を見つめる姿勢が必要ではないのか!?

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2008年11月23日 (日)

定額給付金について

麻生首相が迷走している…。

医師に対して『社会常識が欠落している』と言ってみたり、

『頻繁(ひんぱん)』を“はんざつ”

『前場(ぜんば)』を“まえば”と読んでみたり、かなり言葉に対して適当だ!

新たにKY(漢字読めない)という言葉が生まれたほど。

ただ、そんな事はどうだっていい。多くの国民にとっては全く関係ないのだ。一国の首相として言葉を操れないという意味では問題だけど、今のように騒ぐことは全くない。

マスコミやテレビのコメンテーターが言葉尻を批判して面白おかしく騒いでいるだけ。

それよりも、国民生活にとって緊急的な事案がまったく進んでいないことにもっと焦点を当てるべきではないか!

そのもっともなのが、定額給付金を含む2次補正の進捗だ。特に定額給付金の支給に関しては速攻で決めてほしかった。

総額2兆円、1人あたりに1万2千円で、4人家族で約6万円の生活支援給付金。この支給時期がまったく決まっていないのだ!

10月30日、首相就任直後の追加経済対策の発表時には、おそらく麻生首相は年内給付を想定していたはずだった。それが今では3月頃へとトーンダウン。

これは当然、政局が絡んでいるから。

それに、マスコミのミスリード(給付金と消費税増税を結びつけた論調)によって、世論調査の半数以上が給付金不要を言い出す始末。時期を逸した感があるのだ

でも、ホントに給付金は不要でいいのか?

むしろ早くしろ!と言うべきではないだろうか。

このままでは、政局を望むマスコミと民主党の思うがままだ。

麻生首相は『金融災害だ、100年に1度の暴風雨だ』と言って、追加経済対策を打とうとしている。それなら選挙先送りもやむなしとなっていたのだ。

それが補正が出されない。フリーズ状態。そんな状態の中、景気悪化が止まらない。むしろ、ますます進んでいる。

当然、連日のように人員削減のニュースが飛び込んできていて、真っ先に派遣社員が切られている。正社員も冬の賞与が期待できない。

まさに年末にむけ、金融被災者が鰻登りに増えているのだ!

それでも給付金は不要で、支給しても貯蓄にまわると言えるのか?

こんなのは強者の意見でしかないのだ!

景気対策も2次補正でやる、金融被災者の救済も給付金でやる。政府・自民党は1日も早く取りまとめて国会を通さないといけない。出来ないのなら与党の立場から去ってほしい。

そして、今の日本を取り巻く経済状況を政局に利用しようとしている民主党を許さないという批判的な立場も必要だ。

補正を出せ!と言いながら、補正を出せば欠点をついて政局に持ち込める。補正を今国会で出さなければ、経済対策を怠ったとも言える。まさにダブルスタンダードだ!

もちろん、自民党が一枚岩となって政権を支えられないという悪しき体質が最悪なのだ。

道路財源の地方移譲に関しても、交付税だろうが交付金だろうが国民にはまったく関係ない。道路族だけが騒いでいるだけ。

そんなんで2次補正がストップしているなんて、まるでバカげているではないか!

本当の金融被災者に給付金が年内に渡らない、こんな事はあってはならかったのだ…。

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2008年10月30日 (木)

解散先送り宣言か!?

麻生首相が追加経済対策を発表した。

大まかな内容は、

貸し渋り防止を含む金融機関への資本注入。
4人家族世帯で約6万円の定額給付。
高速道路の大幅な値下げ。
道路財源から地方へプラス1兆円の配分。

そして、中期プログラムとして、3年後の消費税引き上げを発表した!

最大の関心事でもある解散の時期については、しかるべき時期とした。

これは、政局よりも景気対策・金融危機対策を優先しますよ。解散は先送りですよ。ということ。

ただし、明言は避けているので、民主党が審議を引き延ばすのなら解散しますよ。ということでもある。

この追加経済対策を受けて民主党の鳩山氏は『究極のバラマキ、究極の選挙対策だ』と批判した。

確かに、麻生首相はバラマキにしないと言っているが、給付金はバラマキだ!

ただ、バラマキだろうが何であろうが、景気をこれ以上落とさない為にも絶対的に必要な給付だし、スピードを最優先にする為にも世帯一律給付も悪くない。所得別に給付金に差をつけると決まるものも決まらない。この際だから、埋蔵金を国民に返還してもらおう。

よく聞く論調に、給付金は貯金にまわって消費回復にはならない、というものがある。

でも目先の話、金融危機・景気悪化によって、冬の賞与が見送られたり、減額されることもある。そんな人にとってバラマキ給付金ほど有り難いものはない。なんせ、その場をしのげる。バラマキを強調する意見は強者の意見でしかないのだ!

そんなことでも、麻生首相はスピードを選んだといえる。道路財源にも手をつけようとしている。これは麻生首相の決断がうかがえる経済政策なのだ。

まもなく米国は政治空白に突入する。この世界経済の危機状態の中、日本もそれに追随していいものか?オイラは到底そうは思えない。麻生首相も日本の役割を強調している。ごもっともな判断だ!

この時期、解散して政治空白をつくっている場合ではないだろう。世論調査でも60%以上が景気対策を優先すべきだと答えている。

そんな世論を無視して、審議先き延ばし戦法を民主党はとれるのか?解散を求め続けることができるのか?

それは厳しいだろうな。

確かに民主党が政権を獲らないと政治は何も変わらない。国民の大多数が自民党政治に嫌気をさしているのも事実。だが、今この時期に解散に持ち込むことは国民の願いではないような気がする。

首相には過密な任務が待っている。来月には金融サミットがワシントンで開催される。新大統領との会談も予定されている。APECもある。その先には、日中韓の首脳会談もあれば、ASEANもある。小沢代表にこのスケジュールをこなす体力があるのか?

民主党には、そんな不安もあるのだ!

今の民主党には、追加経済対策をのむしか手段がないように思う。

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2008年10月19日 (日)

暴落経済と八百長裁判について

今週も株価が乱高下した。

14日(火)には前週末比で1171円も急上昇。このときの上昇率が14.15%で、戦後最大の上昇率らしいのだ。
兜町の住人たちが一喜するのも束の間、

16日(木)には前日比で1089円も株価が暴落した。このときの下落率が11.41%で「スターリン暴落」を上回ったと大騒ぎ。まさに迷走状態だ。

完全に株式市場が遊ばれているな…。

17日のNY市場が前日比で127ドル安となっているので、週明けの東京市場も同じように連動するのかな。

それにしても米政府が75兆円規模の公的資金を注入するのに、市場は一向に反転しない。これはどうしたものか。

遊ばれていると言えば、大相撲の八百長裁判もまた同じ。

何が八百長で、何が無気力相撲なのかを法廷で争っている。

しかも、33年前の大一番、貴ノ花と北ノ湖との優勝決定戦まで持ち出して争っているのだ。

なんともアホらしい裁判だこと…。

はっきり言って、相撲協会は裁判に訴える必要なんてまったくない。無視すればいい。相手にするな!なのだ。まして、力士を法廷に立たせてはいけないだろう。

大相撲の真実は、力士のあの身体、あの表情、あのぶつかり合いがすべてを物語っている。大相撲はそれだけを見ればいい。あとは盲目でいいのだ!

大相撲は神事だと言う人がいる。それなら、民衆は傍観者に撤するのが礼儀だ。

大相撲が興行だと言うのなら、目の前で起こった出来事を楽しめばいい。

勝敗を最優先に考えてルールで縛ると、もはや“国技の様なもの”として成り立たない。横綱相撲なんて有り得ないではないか!

相撲協会はやるべきことをやってくれよ。死活問題は山積みだろうに。

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2008年10月11日 (土)

東証パニック売り殺到!

NY株一時8000ドル割れ、東証一時1000円急落

10日の東京株式市場はパニック的に値を下げた。

日経平均は前日比で一時1000円超も暴落し、終値で881円安い8276円43銭で取引を終えた。

これは08年の最安値で、ここ2週間で株価が3000円も下がったことになる。円高も進行して一時97円を突破した。大和生命が110億円超の債務超過で破綻して、その破綻の魔の手はJリートにまで伸びている。

ほんの数日前、金融アナリストたちは『底が見えた』と自慢の計算を弾き出して、新聞にも見通しを載せていた。そんな彼らが弾き出した“株価の底値”も呆気なく突破しようとしている。

すると、『底値が見えない』と言い出す始末だ。

もはや、今まで積み上げてきた金融理論が崩壊しているのだ。そんなの誰でも容易に想像がつく。

こっちは、どうなるものかとヒヤヒヤしながらテレビを見ていると、冷静な姿勢を呼び掛けるニュースキャスターたちが登場する。オイラは『はぁ?』っと呆れてしまった。その根拠はいったい何なのか、言ってみろだ!

ニュースキャスターなら、自己防衛を呼び掛けるのが責務だろうに。

10日未明、ブッシュ大統領が緊急声明を出した。やっと公的資金の注入も示唆したのに、市場はまったく反応しない。米株式市場は9月末にブラックマンデーを超える777ドルの下落を記録している。それなのにまだ下げ続けているのだ。

実態経済でも、GM株が大暴落している。欧州でもBMWの販売台数が大きく落ち込んでいるという。

それもそのはずで、ここ数週間で、世界から2800兆円が消えているそうなのだ!

カリフォルニア州は財政破綻の危機的状況をむかえ、アイスランドは国自体が破綻しそうになっている。

そんな状況下で、解散総選挙なんて有り得ない話だ!

麻生首相も『常軌を逸している』と危機感を表して、次々と手を打つ構えだ。

そんなときに入院していた民主党の小沢代表がテレ東に出演している。何を語るのかと見ていると、『解散して大胆な政策を打ち出した方が良い』と呑気に語っている。あーあの世界だ。

この人に、スピード感覚というものはなさそうだな…。

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2008年9月24日 (水)

麻生新内閣について

麻生内閣誕生!

24日、臨時国会が召集されて、

麻生太郎氏が第92代内閣総理大臣に就任した。

気になるのは組閣の顔ぶれですけど、
麻生首相自ら、閣僚名簿と懸案事項を発表した。と同時に、全閣僚にむけて、その場で次のことを指示している。

1. 国民本位の政策
2. 官僚を使いこなせ!
3. 国益が最優先

これを自らの口から発表したのは良い試みだと思う。チカラ強さを感じた。

ただ、今現在、日本はいくつもの問題を抱えている。

1.年金問題

宙に浮いた年金記録に、改ざんされた年金記録。これらは早急に解決しなければならない課題だろう。麻生氏が発表した年金の税方式化にむけても早急に動く必要がある。

2.景気対策

米国を発端とする金融破壊に、物価高騰による景気低迷。外需に依存してきた日本経済も転換が必要な時期をむかえている。

3.食の安全

中国から輸入した毒ギョウザ事件に、事故米転用問題。官業癒着構造はいち早く解体しないと事件は繰り替えされる。

4.農業問題

自給率の低下と、農産物の輸出。農家の補助・救済も必要だが、戦略的に農業経営できる環境づくりは急務だ。

5.対北問題

拉致被害者の全員帰国と、後継問題による暴走の阻止。特に日本は、拉致問題の解決なしに国交も経済援助もできないという立場だ。

6.プライマリーバランスの健全化

膨れ上がる国債総額と、膨れ上がる社会保障費。消費税の引き上げだけでは解決できない日本の財政問題は社会保障費以外からの歳出カットが必然となる。

7.環境問題

今年の夏、なぜか日本には台風が上陸しなかった。反して、ゲリラ豪雨という言葉が日常化するほどの異常な気象にみまわれた。防災対策は緊急懸案となる。

その他にも、少子化問題に、道路財源問題、ワーキングプア対策に、後期高齢者医療制度の廃止…。これらを解決できずに先送りにしてきたツケが麻生内閣にのしかかっている。

閣僚の目玉は、石破茂前防衛相の農水大臣就任だろう!

ここ数年、農水大臣の不祥事が次々に発覚して、まして自殺者まで出している。それほど根が深い既得権があるということ。ここは石破大臣で断ち切ってほしい。

ただし国民が一番に不安に感じているのが、年金と医療だ!

これを舛添大臣1人で担当するのは、まず無理がある。ねんきん特別便もまだ送付し終わっていない。それに加えて、後期高齢者医療制度を廃止しようとする動きもある。舛添大臣が苦しんだ介護問題や介護保険もますます状況を悪くしている。やはり、民主党との対決姿勢をみせる為にも年金担当大臣を置いてほしかった。

あとは、総選挙で民主党に勝てるのかどうかだ。

バカヤローのひとことが開戦のホイッスルとなる!

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